記事 での「ウォークイン」の検索結果 24件
暗黒の二年間 46
年が明けて2010年になっても、タツオ君はついに僕の声を聞くことが出来なかった。
これでタツオ君の中でもウォークインの失敗は確実なものとなった。この数カ月の緊張と期待と不安の入り混じった時間は、..
タグ: YES Survival イエス ウォークイン エイリアン サラリーマン生活 心療内科 幽霊 投薬
暗黒の二年間 41
「総合して考えますと、ご主人はお仕事の疲れなどから強い抑うつ状態にあることは間違いありません。しかしその他、こうしてお話している限りは普通ですし、むしろ非常に常識的ですよね。ところが大きく記憶をなくし..
タグ: Santana While My Guitar Gently Weeps 抑うつ状態 別人格 解離性同一性障害 ストレス 診察日 ウォークイン 精神病 ロザリオ
暗黒の二年間 29
僕の宿主であるタツオ君は、一種の責任感から、日頃会社でも人一倍仕事を抱え込む質だった。そして性格からそれを完璧にやり遂げなければ気が済まない面もあった。そして周囲はそれをよく知っており、信頼をおいてい..
タグ: Arlo Guthrie Coming into Los Angeles 宿主 晩秋 2009年11月 独立 価値観 愛情 曲芸 激務
暗黒の二年間 23
そして、2009年9月がやって来た。
子供たちもすでに学校が始まっていた。
ロザリオの大震災に関する予言を聞いてからというもの、まったく落ち着くということがなかった僕たちは、それぞれの思いの中であ..
タグ: 猫 Year Of The Cat 猫の年 2009年9月 Al Stewart 猫歳 秋の虫 宇宙科学研究所 ロザリオ 大震災
暗黒の二年間 16
そして数日後のある日、
「おいみんな!鍾乳洞にいくぞ!」
母屋の居間へ走り込んできてそう叫んだのはタツオ君である。
「ショウニュウドウ?何だっけそれ?」とサキちゃんが尋ねる。
「鍾乳洞ってのは..
タグ: Johnny Thunders - Diary of a Lover Johnny thunders Diary of a Lover ジョニー・サンダース 鍾乳洞 群馬県 不二洞 夏 ウォークイン オペレーション
暗黒の二年間 14
さて、実際にはタツオ君はウォークインという行為について、仔細に及ぶさまざまなことを、根掘り葉掘り聞いてきたのであったが、その多くは瑣末であり、この話の本筋に影響がないため、省略する。
すでに陽光..
タグ: RONNIE SPECTOR You cant put your arms around a memory 試行錯誤 立会人 地球人 ウォークイン 合一 黒猫 夏 河原
暗黒の二年間 13
「僕が君の身体をコントロールするようになると、僕の見聞きしたことや、感じたこと、全てが、そのまま君自身にも、まるで自分が体験していることのように感じられるんだ」
タツオ君は目を丸くした。
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タグ: ALL ALONG THE WATCHTOWER Jimi Hendrix ウォークイン ストレス チャクラ
暗黒の二年間 12
「上出来ってなあ。人をお前の作品みたいに言うなよな」とタツオ君がむくれた。
「ああ、すまない。癖なのだ。君なら分かっている筈だ」
「わかっていても地球人には礼をもって接しろ」
「はいはい、普通の..
タグ: Pink Floyd The Wall Comfortably Numb ピンク・フロイド ザ・ウォール 地球人 転生 進化 十字架 ウォークイン
暗黒の二年間 11
「おれはどうなってしまうのかな?」
さっきから気になっていたのであろうことを、さも申し訳ないようにタツオ君が聞いてきた。申し訳ないのはこっちのほうだというのに…。
タツオ君は作業机の上に置いた水色..
タグ: hanson Mmmbop MTV LIVE ウォークイン ツインピークス クーパー捜査官
暗黒の二年間 10
「はじめから、ウォークインが目的で僕に近づいたんだろう?」
タツオ君は僕の方は見ずに、反対の窓の外を向いてそう聞いてきた。
「その通りだ」
僕はためらうことなくそう答えた。もうここまで来てはどう..
タグ: Jeff Beck Group - Definitely Maybe Definitely Maybe Jeff Beck Group ウォークイン 地球
暗黒の二年間 9
さて、読者のみなさん。今日は2011年7月19日。
久しぶりに良く雨が降る、涼しい日になりました。
サキちゃんやサトくんも、今日はもう帰って来ました。
もうすぐ夏休みですね───。
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タグ: 雨 埼玉県 田舎町 コンタクティー 芸術家 ロザリオ ウォークイン Led Zeppelin The Rain Song
暗黒の二年間 8
しかしやはり、躊躇する気持ちが残る。
僕は話し出さないまま、ただ窓から差し込む朝日を見つめながら目を細めていた。
するとタツオ君が、わざとらしいほど大きなため息をひとつついてから言った。
「ずい..
タグ: Lynyrd Skynyrd Free Bird ウォークイン