Chap.1-10　Heliostone　－太陽石－
「ほう悪ガキ、久しぶりじゃのぉ。」　ダラン爺は飄々とした顔で笑った。　日に焼けた痩せこけた腕が、膝の上で丸くなっているピンクの兎をゆっくり撫でている。蝋燭の灯りが揺れる薄暗い部屋の中で、ダラン爺は愛用..
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