旅に二冊
松井今朝子『円朝の女』読了。
さすがの面白さ。本当にこんなエピソードがあったのかはともかく、なんかすごく取材して書いていそうで、安心感があるんだよな、この人の本は。それぞれの女性はみな身..
タグ: 円朝の女 松井今朝子 路傍の石 未完 山本有三
「愚者の階梯」(松井今朝子 著)読了
松井今朝子の歌舞伎ミステリー最新作。
歌舞伎といっても、時代は戦前の昭和。生活感覚も現代人に身近で共通する部分が多い。近現代の歴史小説とミステリー仕立てとが相互作用で、日常的なリアリティ..
タグ: 松井今朝子
「仲蔵狂乱」(松井今朝子 著)読了
門閥外の下積みから江戸歌舞伎の看板役者へ駆け登った不世出の名優・中村仲蔵の波乱の生涯。
立川志の輔の人情噺や、神田伯山の講談で知るひとも多い。私の場合は、NHKで一昨年放映され昨年度の文化庁芸術..
タグ: 松井今朝子 中村仲蔵 歌舞伎
「東州しゃらくさし」(松井今朝子 著)読了
東洲斎写楽といえば、ほんの10ヶ月だけ役者絵や相撲絵の傑作を数多くを手がけて駆け抜け、あっという間に姿を消した謎の絵師。
その正体については様々に推測されていきて、阿波徳島藩お抱えの能役者だとか..
タグ: 松井今朝子 写楽
道絶えずば、また
道絶えずば、また (集英社文庫)作者: 松井 今朝子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/07/20メディア: 文庫
<裏表紙あらすじ>
江戸中村座。立女形三代目荻野沢之丞が、引退..
タグ: 松井今朝子 時代ミステリ
痛快だけれど
松井今朝子『奴の小万と呼ばれた女』読了。
大店のお嬢様で教養もばっちり、器量もいいが……と、どう考えても生まれてくるのが数百年早かった女性の話。痛快だけれど、当時の時代背景を考えるとちょ..
タグ: 奴の小万と呼ばれた女 時代物 松井今朝子