ジョージアミッションの続きと『中学校・高校の“優れた社会科授業”の条件』 [たんなる日記]
ジョージアをケース買いして応募したところ、DVDが1枚当選。『アンタッチャブル』を選びました。本賞の法は、「ゴールドエージェント」になってシール1枚で1回応募できるようになったものの、当選はなし。
私の文章が載った本が出版されたらしい(http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html?bango=4-18-491510-7)。「らしい」というのは、全社学(全国社会科教育学会)からも明治図書からも、「出ました」の一言もないから。まったく失礼な話だ。例の件で、そんな余裕などないのかな。少なくとも個々の執筆者には印税もしくは原稿料などないようなので、私の原稿だけならウェブ上にあるので[http://www005.upp.so-net.ne.jp/zep/sekaisi/jyugyou/standard.pdf]、そちらを参照いただくとよい。掲載されている他の授業については、「なんじゃこりゃ」的な授業もあるので、関心がある人だけどうぞ。これ(私の授業観の相違)については、島根の研修の際に問題提起をしてみるつもりです。
モンゴル帝国関係の授業については、昨年福井大で行われた全社学の大会で「世界史における『一体化するユーラシア世界』の授業開発-モンゴル=ネットワークの形成と再編を事例にして-」というタイトルの発表があったようだし、今月末に行われる全社学と社会系教科教育学会との合同研究大会でも「世界史教育における『中央ユーラシアの遊牧世界』の授業開発ー前近代までの遊牧国家の構造を題材にして-」という発表があるらしい。私が発表したのが平成16年の鹿児島での大会だったから、ここ数年は全社学の大会で毎年のようにモンゴル帝国や遊牧民族に関する発表があっていることになる。やはり阪大の事業の成果が現れてきているのかな。それにしても、全社学と社会系教科教育学会って、構成メンバーもほとんど同じで、今回は合同大会の開催。別々に活動している意味はないような気がする。
今回明治図書から出た本に掲載されている授業は、もともと熊本県立教育センターの事業でやったつくった授業がプロトタイプです[http://www.higo.ed.jp/edu-c/kiyou/h15/h15kenritu/h15k_tirekikoumin.pdf]。「手持ちの授業は、一年に一度手直しと再検討をする」が私の目標。3回目の再検討の結果が、昨年の「わくわく授業」というわけ。今年はこの授業の時、県外の先生方が見に来るらしい。
中学校・高校の“優れた社会科授業”の条件 (優れた社会科授業の基盤研究 2)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
さがいです。
質問ですが、「例の件」って何ですか。教えてください。差し障りがあれば、メールで教えてください。アドレスご存じでしたっけ。
by さがい (2007-10-05 22:21)
高校の日本史の教科書から、沖縄戦で日本軍が「集団自決」を強制したとの記述が削除されたこと、またそれに対して沖縄で批判が高まっている事に対して、何らかのリアクションをしてくれると期待しているんですが。おそらく私の考えすぎです。すいません。
by zep (2007-10-06 00:17)
了解しました。ありがとうございました。
by さがい (2007-10-06 07:46)
『社会科教育』なんかに原稿書くと、いくらくらいもらえるんですか?よければ教えてください。
by zep (2007-10-08 04:41)
呼んだ?
正確には忘れたけど、1頁確か2,800円だったかな。一度、3分の1頁を書いたことがあったけど、税引きで800円ぐらいだった。(笑)
今回の本の印税はどうなるかなあ。楽しみではある。まあ、僅かだけど。
by さがい (2007-10-09 21:26)
ありがとうございます。意外に少ないんですね。税引き800円.....って、でも今回はやはり「無し」のようですよ。同封の手紙を読んだときは、大喜びだったんですがねぇ(笑)。ぬか喜びでした。
by zep (2007-10-09 21:44)
補足
印税は、一般に10%(7~15までぐらい)前後。今回の本で計算すると定価約2,250円の0.1倍で、一冊あたり約225円。で、1,000部印刷すると、225,000円。20人規模の共著だから、225,000円÷20人で約11,000円ぐらい。これに、監修料などが発生したりするので、もっと少なくなる。
今回、我々共著者に印税が発生するかどうかは、私には分かりません。もし、配分されたとしても、僅かでしょう。
どれだけ、印刷するのでしょうかねえ。買い取り分が無いだけ、優秀でしょう。
不確かな内容があるかも知れません。お気を付けて。
by さがい (2007-10-09 22:29)
ご丁寧にどうもありがとうございました。なるほど、「1割程度」というのが相場なんですね。う~む、さすが著書が多い さがいさん。でもこれでは「印税生活」なんて夢のまた夢の夢、ってとこですねぇ(笑)。ただ学会誌の掲載だけだと読む人は限られるでしょうけど、書店で売られる本に掲載されると確実に読んでくれる人の数は増えると思います。僕としては、印税よりも読んだ人からのフィードバックの方が有り難いかも。
by zep (2007-10-09 23:16)
また、補足。
ちなみに、印税のパーセントは、著者が決定します。他は知らないけどね。で、前作などは、定価を安くするために7%にしました。一部の先生は、12%を主張しましたが。ま、3版まで行きましたから、良しとしましょう。
で、その印税は、一夜の打ち上げで消えて無くなりました。そんなもんです。一般の書店で売られると言っても、今回の本は熊本の大型店でも売られるかどうか確かめないとね。意外と、教育書は売りませんよ。だって、売れていないもん。それよりも、学校の研究発表会での「手売り」の方が良いかもめ。まずは、職場の管理職に献本しましょう。教師の誉れかと。
by さがい (2007-10-10 19:05)
なるほど。確かに教育書は熊本の大型店でもあまり置いてないです。私が教師になった20年前には、けっこう見かけましたけど。「手売り」がいいというのは、確かにそうでしょうね。先日日本西洋史学会にいったときは、各出版社のブースがたくさんあって、2割引で売っていました。う~む、確かにそうかも>教師の誉れ。でも3版までいったというのは凄いですね。
by zep (2007-10-10 21:48)