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THE TEN BEST #1 [Mystery]

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ミステリに関する種々のBest 10を紹介していく、このコーナー。
今回は、「作家・評論家・翻訳家等によるオールタイム・ベスト10」(長編部門;HMM2006-3)。
ハヤカワ・ミステリマガジン主催のランキングなので、やや早川書房の出版物に偏りがちですが、海外ミステリのオールタイムベストが反映していると思います。

ハヤカワ・ミステリ文庫では、この上位5作品を始めとする「ベスト・ミステリ」フェアを開催中。
その栄えある第1位は・・・、


 

長いお別れ

長いお別れ

  • 作者: 清水 俊二, レイモンド・チャンドラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1976/04
  • メディア: 文庫


『長いお別れ』 The Long Goodbye, 1953 ですか・・・。まあ、確かに面白かったし、嫌いじゃないけど、個人的には「これがオールタイムベスト1?」って思っちゃいます(^_^;
チャンドラーのハードボイルドが好きな人って、結構多いのね・・・。

第2位。

火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)

火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)

  • 作者: ジョン・ディクスン・カー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1976/05
  • メディア: 文庫
『火刑法廷』 The Burning Court, 1937 は傑作!
本格ミステリと超自然ホラーが融合した、奇跡のような作品です。
(Yuseumの感想)

 

第3位。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫

これも文句ないですね。
『そして誰もいなくなった』 And Then There Were None, 1939 も、『火刑法廷』とは逆の意味で、本格ミステリとホラー・サスペンスが絶妙にマッチした作品。
(Yuseumの感想)

第4位。

さむけ (ハヤカワ・ミステリ文庫 8-4)

さむけ (ハヤカワ・ミステリ文庫 8-4)

  • 作者: ロス・マクドナルド
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1976/09
  • メディア: 文庫

『さむけ』 The Chill, 1964 は、つい最近読了しました。
いや、いいです!
基本的にはハードボイルドに属するんだけど、本格ミステリ的要素が絡みあっているのがたまりません。
時空を超えた3つの殺人事件が複雑に絡み合い、それに伴って登場人物も多いので、下手な作家なら何がなんだかわからなくなりそうなところを、美しい文章で読ませてくれるのは、さすがロス・マクです。

第5位。

幻の女

幻の女

  • 作者: 稲葉 明雄, ウイリアム・アイリッシュ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1979/08
  • メディア: 文庫


『幻の女』 Phantom Lady, 1942 は、「サスペンスの詩人」アイリッシュ(=コーネル・ウールリッチ)を十分に満喫できます。
(Yuseumの感想)

第6位。

薔薇の名前〈上〉

薔薇の名前〈上〉

  • 作者: ウンベルト エーコ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 単行本

薔薇の名前〈下〉

薔薇の名前〈下〉

  • 作者: ウンベルト エーコ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 単行本

 

『薔薇の名前』Il Nome Della Rosa, 1980。・・・うーん、これ読んでないです`s(-・-;)
ショーン・コネリー主演の映画は見ました。なかなか面白かったです。

第7位。

利腕

利腕

  • 作者: 菊池 光, ディック・フランシス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1985/08
  • メディア: 文庫


『利腕』 Whip Hand, 1979。
この作品も読んでないけど、ディック・フランシスは昔、1冊くらい読んで面白かったようなf^_^;
夫人の死でしばらく絶筆していた彼ですが、最近復活したみたいですね。

第8位。

『八百万の死にざま』 Eight Million Ways to Die, 1982。
ローレンス・ブロックは、ウールリッチの遺作『夜の闇の中へ』を補筆した人、というくらいしか知りません。(お恥ずかしい

第9位。

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2)

  • 作者: エラリー・クイーン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1959/09
  • メディア: 文庫

『Yの悲劇』 The Tragedy of Y, 1932。言わずと知れたクイーンの名作。
順位が低いのは、『Xの悲劇』と票が割れちゃったんですね。クイーンは傑作が多いから、仕方ないです。
(Yuseumの感想)

第10位は3つ。

血の収穫 (創元推理文庫 130-1)

血の収穫 (創元推理文庫 130-1)

  • 作者: ダシール・ハメット
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1959/06/20
  • メディア: 文庫

『赤い収穫』(血の収穫) Red Harvest, 1929 はハメットの代表作の一つですね。Yuseumはどちらかというと、チャンドラーよりハメットの方が好きですね。

時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)

時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)

  • 作者: ジョセフィン・テイ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1977/06/30
  • メディア: 文庫

『時の娘』 The Daughter of Time, 1951 は歴史ミステリの古典。Yuseumの好きな作品の一つです。
(Yuseumの感想)

死の接吻

死の接吻

  • 作者: アイラ・レヴィン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2000
  • メディア: 文庫


『死の接吻』 A Kiss Before Dying, 1953。
すみません(m_m)。読んでないです。
(7/5追記)もちろん、タイトルは知ってました。
ので、早速購入。これで、「積ん読」本がまた増えましたが(^_^;、そのうち読みます。

今回は以上のランキングでした。それでは、また次回。


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