殺虫剤を練り込んだ蚊帳 [国際協力、ボランティアー]
サパのhpの掲示板をご覧下さったことがありますか。
今回は、是非ごらんください。
http://6408.teacup.com/supa/bbs
ハンドルネーム高知県民の方から、サパが現地で蚊帳をマラリヤ予防のために配布していることをお知りになった方が、自分の家にある10張りの蚊帳を送料つきで寄付するというお申し出がこの掲示板にアップされました。それに対して事務局長がレスをかえしました。
さて、
10月1日、2日に日比谷公園で行われたグローバル ワールド フェスタ 2005のユニセフの大きなブースで、オリセットネットという大がかりなマラリア撲滅のための支援の状況が発表されました。
此の展示を見て驚くことは、この日本のアフリカ支援の中で大きな割合を占めるマラリア予防のための蚊帳には糸に殺虫剤がしみこませてあるのです。この、高知の方の蚊帳は従来の伝統的な日本の蚊帳でしょうからこんなことはありません。
ブースの蚊帳の展示の横のパネルには
ーーギターエイドでアフリカに送る蚊帳「Olyset Net」 住友化学が開発し、世界保険機構(WHO)から最初に認定された長期残存性蚊帳(Long Lasting Insecticidal Net-LLIN)ーー
と書いてあります。
支援用の蚊帳にしみこませる薬液は日本の支援でタンザニアで製造されているとのです。ユニセフも国連も認めているし、小泉首相は黒柳徹子とユニセフの日本駐在の事務局長の3人がこの蚊帳を持って写っている写真もこのユニセフのコーナーに飾られてありました。
蚊帳に含ませてある薬剤は除虫菊に含まれるピレストロイド系薬剤に含有するピレストリンに類似する化学薬品をピレストロイドが使われています。これは安価な蚊取り線香などに使われているそうですが。
此の、天然の除虫菊かrとったものではなく化学合成されたもので、除虫菊の蚊取り線香よりも濃度の濃いものらしい。
そしてその蚊帳には注意書きとして蚊帳をなめたり触った手を口に入れないで下さいと書いてあります。 日比谷のユニセフのブースでも、蚊帳にさわった人は手を吹いてくださいと濡れティシューが入った入れ物がおいてありました。
サパは、今、活動地であるギニアで生産された蚊帳を購入して現地の赤ちゃんのいる家庭に配布しています。成果が出ています。配布された家の子供はまだ2年ですがマラリアにかかっていないのです。罹患児は0なのです。勿論、殺虫剤をしみこませていない、現地製の蚊帳です。
蚊帳は本来、蚊を呼び込まない、遮る働きをするものです。薬は必要ないのです。
蚊帳の中に入るとき、手でまくり上げて入りますよね。 また、ギニアをはじめアフリカの大半の人々は手指を使って食事をします。赤ちゃんは周りのものや自分の手指をなめるのは自然のことです。
薬液のしみこんだ蚊帳は薬液を使っていない蚊帳の10倍以上の価格です。
現地で生産すれば、雇用問題の解決にも役立つのです。
小泉さんは日本はアフリカ支援を増額すると約束しました。
しかし、その支援に、健康を害する薬剤がつかわれていてよいのでしょうか。
はじめまして。住友科学のHPの中にある冊子には、殺虫剤入りの蚊帳のほかに、家の壁に殺虫剤を塗るとありました。すっごく恐いと思いました。
もっと、根本的なことで、やるべきことが、あるように思います。
サバさんの方では、栄養の問題について、何か取り組みございますでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/rgriggs1915/
by U-2 (2005-12-16 23:36)