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86才の手から生まれる昆虫達 [展覧会のはなし]

うちにはカミキリムシがいる。
去年の夏からずっといる。なぜか?

実はこれ、竹でできているカミキリムシなのです。
このカミキリムシの生みの親は岐阜県岐阜市在住の
岡本定男さんという方で、現在86才。
なんと7年前にお孫さんに作ってとせがまれて
見よう見まねで始めた竹での工作にすっかりはまってしまい
ギフチョウから始まり、今ではカブトムシからクワガタまで
竹を素材に様々な昆虫を生み出していらっしゃいます。

岡本さんを知ったきっかけは…
「自分がよくお邪魔していた岐阜のギャラリーで
 個展をしていた方で、竹で昆虫を作る人がいる」
という話を、彼氏さんが付き合い始めた頃から
何度がしてくれたから。
私も「一度会ってみたい」と思っていた昨年、
岡本さんが名古屋市栄の妙香園画廊で
個展をされるということだったので
彼氏さんと一緒にお邪魔して初めてお会いできました。
その時に分けていただいたのが、上に載せたカミキリムシです。

で、岡本さん。今年は岐阜県の笠松町
(一時期、ライブドアのホリエモンが競馬場を運営するとかで話題になった町…苦笑)
にある「笠松町歴史民族資料館」という所で
「竹にみる昆虫たち」というテーマで個展をされています。
http://www.town.kasamatsu.gifu.jp/culture/culture03_03.htm

80代で竹に魅せられて竹工芸に打ち込む岡本さん。
時には奥様と自転車の2人乗りをして
岐阜の町を走ったりもするのだとか…ほほえましいですね。
80代になっても充実した日々を送っている岡本さんのように
私も、いい年の取り方をしてみたいです。
というか、しわくちゃのおばあちゃんになっても
しわくちゃのおじいちゃんになっただんな様と一緒に
自転車2人乗りしてお出かけできるって…私にとっては理想です(*^ ^*)

-------------ちなみに------------

なぜ私がカミキリムシを選んだのかと言いますと…
カミキリムシは昔、実家の庭の木によく出没して
父がよくつかまえては、私に見せてくれたので
想い出の昆虫なんです。
父が「カミキリムシなんだから紙を切るだろう」なんて
言いながら、いつも新聞の折り込みチラシをカミキリムシに
近づけて格闘していたのが
今でも懐かしい夏の想い出です(笑)


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