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ブログを就活に活用 [ゼミ・教育]

4月19日付け朝日新聞の夕刊に、「就職活動にブログ熱」という記事があった。

 まずは、就活中の学生が作るブログについての紹介。各ブログサイトには、就職関係を共通テーマとしたブログ分類が必ずある。そこには、就活の間に出会う様々な出来事についての感想が書き込まれて、相互にコメントやトラックバックをし合っている。時には、求人のコメントがあったりもする。

 このような学生のブログは、単に日記というのではなく、自分を客観的に記述するトレーニングになる、という効用があると、その記事では指摘している。

 一方、求人する側もブログを利用している。まず応募してきた学生にブログを作らせ、その出来具合を判定の材料にする。トラックバックがいくつ以上ついたら合格とか。直接会わなくても、その人の人柄や企画力、着想力を判断する材料になる、と言う。

 また、求人する企業の内情を公開するためにブログを作っているところもある。人事の担当者が、会社の公式の立場をやや離れて、自分たちの日常の様子を書き込むことによって、その会社の実際の様子を学生に分かってもらえる。

 とここまで読んで、そうだ。やっていることは僕のゼミも同じではないか。三年生がゼミに登録するときには、まずその前にブログやWikiなどで、一年間のあらゆる情報を公開しておく。ゼミの先輩たちの、ゼミについての感想も載せる。そして、それらの情報をもとに面接をする。さらにゼミに参加する条件としてブログを開設してもらう。まだ新学期が始まる前から、ブログでの書き込みややり取りを通じて、それぞれの性格などが分かるようになり、また相互に親睦も深まる。その効果は大きいことは既に前にも書いた。実に時流にのったやり方だ。

 そうして、今や毎週の授業のコメントも書き込んでもらい、進度や難易度の調整、質問受付、連絡などに利用している。毎日更新してくれる学生もいる。日常の日記も書き込んでいる。僕は、毎日全員の更新を確認し、日記的な記事はともかく、授業についての記事については、必ずコメントを入れるようにしている。というわけで、相当の情報が貯まってきている。

 そもそも、ここまで情報が公開されているゼミは珍しいだろう。いや、他にはないだろう。むしろ、あまりにも情報量が多く、逆に読み切れない、つまり、全体像がつかみきれないことが心配なほどだ。

 これは、僕の学科の売りにもなるのではないか、と思っているのだが、実際にはそれほどでもない予感がする。ということについては、また明日書くことにしよう。

 


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