パソコンのアクセシビリティその2(固定キーについて) [e-AT・AAC(コラム)]
では早速「パソコンのアクセシビリティのその2」をば….
前回のblog(http://blog.so-net.ne.jp/yas-shi/2005-06-27)の最後に「余談ですがWindowsでShiftキーを5回続けて押してみて.多分何かが起こるはず.」などとちょっとだけ思わせぶりなことを書いたが,試してみて頂けただろうか?
「パソコンの本体からネズミの声がした(キュッって音がでるのよ)」というのも間違いではないのだが,大事なのはこちら「ユーザー補助」の「固定キー」をオンにするかどうかのダイアログが出てきたはず.では「固定キー」って一体何なの,というのが今日のお話.
WordやExcelを使うとき,こまめにデーターをセーブする,ってのは,まぁ常識的なことだろう(誰しもデータのセーブを忘れてしまって,突然パソコンフリーズ,データさようなら,なんて経験があるはず).このとき,どのようにセーブしているだろうか?
いくつかの方法があるが,キーボードだけでセーブはできる(このいくつか方法があるってのも問題があるのだがそれは別の話).具体的には「Ctrl」キーを押しながら「s」キーを押すのがセーブの「ショートカットキー」にあたる.
私はWordを使うと,一文書く毎に無意識に「Ctrl」+「s」を同時に押してセーブを行なっているのだが,もし障害等なんらかの理由で2つのキーを同時に押すことができない場合,どのようにすれば解決するだろうか?
ここで出てくるのが「固定キー」.「固定キー」とはWindowsの特殊キー(具体的には「Shift」「Ctrl」「Alt」「Windows」キー)を一度押すと,そのキーを押している状態が継続される機能のことである(何か我ながら分かりにくいな).
つまり先ほど例に出した「Ctrl」キー+「s」キーの場合,固定キーが有効になっている場合,
- 「Ctrl」キーを押す.これでキーから手を離しても「Ctrl」キーを押している状態が継続される.
- 「s」キーを押す.これでセーブ完了.
という具合にキーボード操作ができるわけだ.
同じように,印刷もできるし(「Ctrl」キー+「p」キー),「タスクマネージャ」の起動も可能(「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Delete」キー).
とりあえず今日はこのくらいにしておこう.分からない方,お気軽にご連絡下さいな.
次回はその他のキーボード関連の「ユーザー補助」について書いてみたいと思う.
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