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Lモード問題,こんな考え方はどうよ [e-AT・AAC(コラム)]

先日ようやく503系のi-mode携帯が発売された今日この頃,皆様いかがお過ごしでしょうか?未だに尾を引く「徳島山中P-501i水没事件」.あ~,哀し.とにもかくも会社のケータイがないわけで,今はエッジ使いの私でありますが,今度安くなった502系か209系のケータイでも買おうかしらん?

さてさて,今極一部で話題のLモード問題.Lモード自体あまり知られていないでしょうから若干説明しようと思います.簡単にいうとiモードの固定電話版です.家の電話でiモードみたいにいろいろできるっちゅう奴です.やっぱり説明がめんどくさいのでNTT東日本のLモード説明のページ(ここね)を見て下さいまし.

越県問題等いろいろ問題が指摘されているこの「Lモード」,私の意見としては賛成ということを先に書いておきましょう.それを前提とした上で論を転じていくね.

賛成理由は簡単.
 「ネットワークに接続できる人が増えるから」
なんじゃそらー!と突っ込みたい方はいくらでも突っ込んでください.ただ,5年前に今の携帯端末の使用方法が想像できたかなぁ?少なくともここまでメールの裾野が広がるとは思いもしなかったです,はい.(まー,提供されるコンテンツは想像もできましたが)

で,ここで「WebTV」という奴を俎上に上げてと.今となっては笑いのタネにもなるかもしれませんが,私は一定の評価を与えてもいいと思うのであります.もちろん失敗作だったことははっきりしているのですが,これも「ネットワークに接続できる人」が増える可能性を追求したということは否定できないと考えとるのです.ただ,肝心のネットワーク環境が貧弱だった(発表当時はフレッツなんか無かったわけで)ため,食いつきが悪かったんでしょうなぁ.早く生まれすぎたが故の悲劇,まるでGibsonの「フライングV」みたいだ(分かる人だけ分かってもらえばいいや).

私がなぜここまで「ネットワークに接続できること」を強調しているかということを説明しておきましょう.私は以前のコラムにも書きましたとおり「パソキチ君」です.パソコン大好きで触らない日は逆に落ち着かないといった有様です.ま,ここまで逝っちゃったらちょっとヤバイですけど,仕事・プライベートでインターネットなんぞを使用してる方は当然多いですわな(というかインターネットに接続できなこのページが読めないという,どーも妙な感じがしますが).

と・こ・ろ・が!
インターネット先端国の米国や韓国ではこんなことが指摘されているわけですわ.
「どんなにパソコンが普及しようとも3~40%の人は使用することが出来ない」
そりゃそーだわ.今のまんまのパソコンでは情報格差が生まれてしまうちゅうことになるわけですわ.

「ディジタルデバイド」っちゅうんですか(どーでもいいからなんでも英語に訳すなよ,これこそ「情報格差」だと思うぞ!).

というわけで,これからのインターネット文化のあり方ということが重要になるわけですな.「i-mode」も「EZweb」も「J-SKY」も本人に自覚があろうとなかろうと,インターネットに接続しとるっちゅうことなんですわ.「自覚なく」できるってのがポイントね.パソコンやインターネットは分からんでも,iモードでメールして,どんな映画やってるかチェックして,チケットの予約する,その事実が大切なわけ.その意味では「WebTV」は「インターネット」ちゅうことを意識しすぎてましたわな.それが失敗の原因でしょ,きっと.

今度の「Lモード」の場合,NTTが押し出してるのは「家の電話でiモードができますよん」ということ.「意識しないでインターネットを利用できる」可能性が高まるわけ.つまりは「情報格差を無くす」方向に少しでも進んでくれるんではないかな,と思うのです.ただ「Lモード」はきっと失敗するんじゃなかろうかという気はしますが,心意気をば支持してるわけです,私は.

「情報格差をなくすこと」この問題は少なくとも今後10年のうちに何かの形でクリアしなきゃいかんもんな訳ですわ.その問題にほんのちびっとでも風穴を開けてくれるんではないかな「Lモード」は.今後,どんな形で問題を解決するのか.「情報家電」なのか「PDA」なのか,それとも???とにもかくも「Lモード」に少し期待をしてるのでした.


追記
でもさ,「Lモード」の問題を指摘してる同業他社はどーかなーと思うぞ.論理展開にちと無理がありそうな気がするし,自分のとこでも同じようなサービスをすりゃいいじゃん.いい内容の情報で勝負してほしいよなぁ….
ま,こんなことを感じるのも仕事柄障害をもったがためにパソコンを使えない人がいるという,そんな簡単な事実から感じたわけ.でも,パソコンの入力支援機器はあってもケータイの入力支援機器はないよねぇ(…なんで私の部屋が秘密基地になっているかのヒントです).


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