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住吉神社例大祭騒動記その1~一番太鼓も消えぬ間に [新佃嶋界隈]

朝の6時に、どこかから一番太鼓が鳴った。高層マンションに谺して、方向がまるで判らない。

新参者地べた長屋生活者には初体験、住吉神社3年に1度の例大祭が始まったのであーる。内陸は目白、徳川さんの御邸宅近くのオフィス兼住居から新佃に引っ越して2年半、どういうわけか、この春から佃2丁目町会23班の班長というたいそうなコミュニティボランティアを引き受けることになってしまい、なにがなんだかわらないが、このやたらとありがたそうな神社の鎮座360年を記念する大祭りを手伝わされることになったのである。
年間に3ヶ月くらい家にいない奴が、どうして町内会の班長なんてできるの…ってねぇ。

おっと、こんなことをしている暇はない。朝6時半からの清澄通り沿いの御仮屋前での記念撮影を終え、我が家にはまだ深夜なのでまた寝込んでしまい、アッと思って目が覚めたら、もう10時からの「勢揃い」に向けた再集合時間になってしまったぞ。

勢揃い、よーするに、住吉神社に所属する全町内、佃、月島、勝ちどき、豊海、晴海、の町会の御輿が、既に昨日から完全に異なる領域に突入してしまい町内全体が境内化してしまっている佃一丁目まで出向いて、住吉さんに挨拶するのであーる。いきなり祭りのハイライトなのだっつ。

なんせ、弁当係のうちの嫁さん、ホントは異教の祭りなんだけど、ディレクターという仕事をしている文化NPOが本拠地とする晴海の第一生命ホールにはホールの平和安全を守る神棚があり、住吉さんの御札が備えられているのだ。ですから、お礼としても参加するのが礼儀なのでありますな。

さても、どうなるか。既に写真撮影段階で、実際に祭りを仕切って御輿や山車を動かす「睦会」と、サポーターとして祭り全般を支える「町内会」の間に、なにやらただごとならぬ雰囲気が流れているぞ。火事とけんかは江戸の華。音楽ジャーナリスト業界で最もけんかっぱやいと呆れられている第23班の班長が、祭りの3日間を無事に過ごせるか。こうご期待。

火曜日締め切りの原稿が2本ある。だいじょーぶか。