SSブログ

ちくま日本文学全集 芥川龍之介 [900番台]

芥川龍之介

芥川龍之介

  • 作者: 芥川 龍之介
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1991/02
  • メディア: 文庫

読むべきときに読まないといけない作家かもしれない。

最近の芥川賞の作品と同時進行で芥川龍之介の作品を読んでいました。そしたら芥川のほうがとにかく面白いんです、困ったことに。全集なので有名なところ(「鼻」とか「杜子春」とか)が中心ですが、書く内容といい書き方といいとにかく面白い!よくよく思い出せば、中学ぐらいの国語の教科書に芥川の作品が載っていました。おそらくこのくらいの年齢のときに読んでおけという意味だったと思いますが、今の教科書にはどうやら載ってないらしいんですね。

一人の作家がこれくらい多彩な設定と書き方(口語体と文語体、俳句や詩など)ができるのはやはり天才なのかもしれません。しかし、作品自体はもう80年ぐらい前なのですが今の作家より絶対面白いというのはどうなんでしょうか?

個人的に一番最初の「トロッコ」がほんの数ページの短編なのですが面白かったなあ。主人公が子供の頃をふっと思い出した話なのですが、なんでこんなに興味を引く書き方が出来るのだろう?


nice!(0) 
共通テーマ:

nice! 0

中陰の花ハリガネムシ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。