魔術師(イリュージョニスト) [900番台]
爆笑問題の太田光が以前テレビ番組で推薦していたのがこれです。
ディテールといい、ストーリー展開といい、トリックといい、たしかに最高の作品です。面白いけど、最近の推理小説はこんなにひねるのかな?というのがちょっと腹いっぱい。普通は途中で犯人らしい人物が出てきたら、最後にひっくり返すことはしないと思うけどやるからなあ、この作家は。
主人公のリンカーン・ライムも犯人を割り出す側のはずなのに、やたら狙われるのもどうなんだろう?
ただ、ジェフリー・ディーヴァーの作品の中でも「青の虚空」は、最後に何がなにやらさっぱりわからなくなるくらい混乱するので、読むのなら覚悟をして読んでください。ソーシャルエンジニアリングの嵐ですから・・・