『時の止まる場所』コラボレート写真詩⑦ [コラボレート]
『時の止まる場所』
(photo by ドン亀さん 谷川岳 一の倉沢)
命を奪うほどの風が
いつも吹いているというその場所を
敢えて目指す人がいる
そういう場所に立つと
時が止まるのだという
生きることの意味を
感じるのだという
命を奪われるほどの風が
いつも吹いているというそんな場所へ
私も行ってみたいと ときどき思う
(作者からあなたへ)
☆高い山を目指す人は、いつも何を求めているのでしょう。一人で雲海の前に立って、一体どんなことを見聞きして帰ってくるのでしょう。その山に、私もいつか、登れるでしょうか‥。
http://blog.so-net.ne.jp/trout/
(『ドン亀日記』より)
ブログタイトル「初めてのカメラ」からお借りしてきた写真です。ドン亀さんが山に登り始めた高校時代、初めて買って、欠かさず持っていったというバカチョン・カメラ。そういえばこの名前、シャッター押せば撮れる簡易カメラの代名詞みたいに使われてましたよね。ドン亀さんのカメラへの思いがあふれる、いいブログでした。
2006-04-28 15:32
nice!(1)
コメント(2)
写真好きはカメラ好きでもあるのが通例です。小さな部品で精密にくみ上げられた機械美は60年余弄っていても飽きません。「ドン亀」さんも、きっとその魅力にはまりこんだのでしょうね。最近山の遭難が多いですね。私も若い頃は、低山徘徊をしましたが、低い山でも危険はあります。まして、雪崩の起きやすい今、リーダーの判断と止める決断が大事でしょうね。
by Silvermac (2006-04-11 06:16)
★ひとつひとつていねいに詩を読んでいただいて、ありがとうございますsilvermacさん。私にも山好きの友人が居ますが、その数はそれほど多くありません。でも共通しているのは、なにやら、私たち平地人などが見たことのない景色、体験したことの無い何かを知っている様子で、とても寛大、とても静かです。ドン亀さんも、都会の華やかなキャリアを捨てて、穏やかで静かで山の見える生活をお選びになったみたいですね。うらやましいことです。
by mama-witch (2006-04-11 21:21)