『桜散る路地』コラボレート写真詩⑰ [コラボレート]
『桜散る路地』
(photo by ドン亀)
花びらに誘われて 見知らぬ路地に迷い込んだ
通いなれた道の裏に 見知らぬ路があることに
初めて気づいた
花びらに教えられて歩く 初めての路には
初めての風景が 次々に現れる
毎日 当然としていた 歩かなければならない道と
偶然見つけた 歩いてもいい路の違い
休日の余裕が
そんなことを考える時間をくれたのか
桜散る路地の 午後のノスタルジー
(作者からあなたへ)
☆大人になってから、迷子になったことがありますか? この詩は、「近所」という呼び方で、知り尽くしていたつもりだった場所を、本当はほんのわずかしか知らなかったことに気づかされたある日のできごとです。
http://blog.so-net.ne.jp/trout/
(『ドン亀日記』より)
3枚のモノクロ写真が並んだ「スローな時間」という頁からお借りした1枚。「桜散る路地」というロマンティックなタイトルも、そのままお借りしました。
2006-04-28 17:22
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コメント(5)
「ひろめ市場」などはモノクロで撮ると、時代感が出ます。
by Silvermac (2006-04-07 08:45)
★こんにちは、silvermacさん
ひろめ市場、去年、母を車椅子で連れて行きました。にぎやかな場所が好きだった母は、とても喜んで、ほんのわずかな時間でしたが、私のことを娘だと思い出したらしく、名前を呼んでくれました。懐かしい場所です。
by mama-witch (2006-04-07 09:14)
歩かなければならない道は、そうしなければならない義務の道でしょうか。
「偶然見つけた 歩いてもいい路」は、自分で選択する道なのでしょうね。
歩いてもいいし、あとで立ち寄ってもいい。でも、そこの「道」は必ず通るよ、という声が聞こえてきます。
桜散る路地にうつる影法師は、mama-witchさんでしょうか。
今日はログアウト状態で拝見しています~。夕方のお仕事の前の一休み中です。(おさぼりではないです。)
by fu- (2006-06-26 16:44)
まさに「生き様」を感じる詩。それも さらり と。
by fu- (2006-07-03 13:35)
★ fu-さん、ありがとう。
詩は皆さんに馴染みがないらしく、閲覧者の数のわりに、なかなかコメントをいただけません。私としては、他の記事より、いちばんコメントが欲しい作品たちなんですけれどね(笑)。ドン亀さんのところのサイドバーの中の「フラッシュ・アニメ」の手法の『桜散る路地』も覗いてみていただきたいです。もし、おヒマがあれば、ですけど(笑)。
by mama-witch (2006-07-05 14:59)