意外とカントリーロックを聴いてみる・ウィルコ／スカイ・ブルー・スカイ

SKY BLUE SKY / WILCO

Sky Blue Sky

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Warner Bros UK
• 発売日: 2007/05/15
• メディア: CD

グラミー賞を獲得した前作から3年ぶりの米イリノイ州出身WILCOの新作「Sky Blue Sky」です。
WILCOと言ったら、オルタナティヴ・カントリー・バンドの代表格。
私の普段聴く音楽は、サイケだったり、エレクトロニカだったり、ゲテだったりで、カントリーとは無縁だ。
では、なぜ購入したか？

答えは簡単。
間違って購入してしまったのです。
レビュー読んで、マニアックなハウス系かと、すっかり勘違い。
一聴して、あれ？これってカントリーロックじゃん。
・・・・・
自分のええ加減な判断にむかつきつつ、大切な身銭を削ったんだから、しっかり聴いたるでぇー。
この貧乏根性と、音楽的雑食性が幸いして、けっこう楽しめた。
これは、自分にとっては数少ない真昼間から聴ける音楽だ。

タイトル通り蒼天の下、馬車の荷台に寝転びながら聴いてみたい気分にさせてくれる。
爽やかにして、メランコリックでエモなメロディー。

上手くも、美しくも、妖さももないが、味のあるしゃがれヴォーカル。
美しい響きと余情をまとったストリング・アレンジメント。
これは、特筆モンですね。

このアルバムは、朴訥な人がそのまんま作ったといより、マニアックあるいは職人気質の人が、徹底してこだわって作られた「シンプル」な音に思えました。
アメリカン・ルーツ的なものを感じます。

個人的価値価格900円。

ちなみにバンド名「WILCO」って、なんじゃろ？
調べてみると、意味は人名あるいは了解（will complyの略）とのこと。
でもバンド名前の由来は、よく分かりませんでした。どなたか教えて下さい。
日本では、このバンドより、ねじ製造会社としての名前の方が有名みたいです。

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