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桃源郷の辺境より~アレハンドロ・フラノフ/カーリ [音楽感想]

KHALI / ALEJANDRO FRANOV
Khali

Khali

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Staubgold Germany
  • 発売日: 2007/09/11
  • メディア: CD
アルゼンチン音響派アレハンドロ・フラノフの最新作「カーリ」です。
親指ピアノ、シタール、スリン(バリの竹笛)、アルパ(南米のハープ)を中心に、さまざまな楽器を自由奔放に用い、唯一無二の不思議な世界を醸成しています。
個人的には、すごく気に入ってます。
ですが、かなりマイナーです。
こういうアルバムのレビューなんて、読んでくれる人いるのだろうか?
・・・・・・
実際、この手の音について語り合える仲間なんて、まったくいません。
こうしたマイナー音楽でも、ブログ作ったら、お友達できるんじゃないだろうか?
とっもだち100人できるかなー♪と、意気揚揚と作ったのが、このブログです。
ですが状況は、ちっとも変わりませんでした。
他にもブログを作った目的はあるのですが、
張り切った分、ちょっとさみしーです。
・・・・・・
広大なネットの大海原といえど、この手の音の友達を作るのは難しいみたいですね。
こうした音が好きで、ボランティア精神あふれる方でしたら、是非暖かいコメントをお願いします。
勿論、一般ポップス&ロック系の方も大歓迎です。




気をとりなおしって、レビュー開始!
予想していた以上にアンビエント色が強いですね。
私自身、アンビエントは駄目なことが多く、だいたい7割はよさがわからずじまいです。
でもこのアルバムは、幸運なことに、残り三割、つまり、かなり好きになりました。

このアルバムは、いわゆる「桃源郷音楽」と評されています。
でもこれまでの桃源郷とは、だいぶ様子が違います。
桃源郷の中でも、人もめったに来ない高台にある家の二階。
静かで、透明感が高く、淡い色の部屋。
でもその色彩は、とても美しい。
そこには、ごく薄くですが、生命の有機的な気配がします。
そんな場所に魂が幽体離脱して、迷い込んでしまった、そんな感覚に陥りました。

細野ハーリーさんのアンビエント系好きの方なら、いけるんじゃないでしょうか。
坂本龍一さんのアルバムB2-Unitの「E3-A」を思い出しまた曲もありました。
この曲は特に好きなので、素直にうれしかった。

・・・と、まあ気に入ったので、上のような感想になりましたが、人を選ぶアルバムだと思います。
どれも同じで眠くなるなんて、感想を持つ人が多い気もします。
でも静かで涼しげな音なので、夏のBGMとしては使えると思います。

個人的価値価格2800円。
この手で当たりは貴重なので、価値価格も高めです。


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