おっと！忘れ物

2008年8月１日（金）19時ごろ。

地下鉄、バスを乗り継いでホテルまで戻ってきました。
バスを降りた瞬間「ハッ！」としました。
（前記事）スーパーマーケットで買ったものをどこかに置き忘れてきてしまいました。

早速、ふた手に別れ、妻と子供はホテルへ戻り、私は今来た道を戻ることにしました。
心当たりがある場所は、乗ったバス停のベンチです。

１区間だけなので、直進で数百メートル先。
「ダメでもともと。あればラッキー、なければあきらめ」と
テクテク歩いていきました。

心当たりのあるバス停に到着。
おぉ！ちゃんとあるじゃないですか、私の荷物。
いやはやラッキー！

バス停にはおじさんが１人いらして
こういうときこそ、ドイツ語を話せればよいのですが
それができないので
「いやぁこれ、私の忘れ物なんですよぉ。うっかりしてましたぁ。見つかってよかったですぅ。」
という意味を込めたニガ笑いで心情を表現したつもりです。

事情を察してくれたのか、おじさんもニコニコと平和的でした。

たまたま幸運だったかもしれませんが
忘れ物がちゃんとあったことは、ミュンヘンの治安の良さを表していると思います。。
そして、ニガ笑いが通じた(?)ことで、しみじみと「ドイツはいいなぁ」と感じました。

荷物を捕捉し、踵を返しました。

トボトボ歩きながら
「ああいうとき、何て言えばいいんだろう...」と
頭の中は、ぐ～るぐる。


「忘れ物が見つかってラッキーでした。
レジデンツのライオンを触ったおかげです。」

今ならば、こんな綺麗なオチも思いつくのに....。

とっさのひと言が出ないことを悔やみます。

旅の面白さを広げるならば、やっぱ「言葉」が大事ですな。

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