ぶらり東京ひとり旅2006秋(10)内幸町 [旅 tokyo]
前回からのつづきです。
【10】ユリーカ
帝国ホテルのユリーカに入店。
こちらの身なりはショボい。手にはビニール傘。
なんとも気後れする、いでたちだった。
案内された席は、窓側のはじっこ。
「一人でもくつろげるように」と、店側のご配慮があったのかも知れない。
オーダーは、ビールとチーズハンバーガーサンド。
「20分ほどお時間がかかりますが、よろしいでしょうか？」
とかなんとか言われたように思う。
時間がかかることは知っていたので、問題はない。
しばらくしてビールが運ばれてきた。
ちょっと飲む。そして、待つ......。ペース配分がむずかしい。
【10.1】東京宝塚劇場
待つ......。手元に文庫本でもあれば助かったが.....。
窓の外で「ワァー」と歓声が上がった。
通りの向こうは、東京宝塚劇場だった。
おそらく千秋楽なのだろう。
劇場から出てきたスターを大勢のファンが囲んでいるようだ。
専門用語では「出待ち」というらしい。
私は別なものを待っている......。
宝塚の群集はすぐに消えた。
そのかわりに、舞台美術の搬出が始まった。
都会のド真ん中のホールは、搬出口がそれほど大きくなく
交通を遮断しないと、トラックの出入りもできない。
何かと大変な様子。
わしらがよく知っている地元の田舎の会館とは、ずいぶん違うもんだ。
待つ......。
さりげなく、ウェイター氏が登場。
「只今調理しておりますので、もう少々お待ちくださいませ。」
そのさりげなさ。スタッフの無駄のない動き。
料理の運び方、客のさばき方。
随所に「一流」というものを感じさせる。
ファミレスとの差はわずかなんだろうけど
その差を埋めることが並大抵ではない、とも思う。
そんな「目に見えない部分」にお金を払っている気もするが
全く悪い気はしない。
【10.2】チーズハンバーガーサンド
満を持して、チーズハンバーガーサンドが登場。
しかし、肝心の味のことは、現時点ではもう忘れてしまった。
おそろく落ち着いて食える状況ではなかったためか。
目ン玉が飛び出るくらい、死ぬほど美味いってことはなかったが
上質であることには違いない。
味についてうんぬん言うには場慣れしないと、D･A･M･E ダメ! copyright(C) うーたん
肉汁がたっぷりあった記憶はある。
前半戦は、ナイフとフォークで上品に食べないと、大変なことになるだろう。
ビールとチーズバーガーで、約4000円を払って店を出た。
女房に知れたら、ちょっとまずい。しかし、なかなかできない経験だったので満足。
こんなオタンコナスな自分を楽しんでいる、もう一人の自分がいるみたいだ。
なお、この店はパンケーキやカレーも有名だ。
次回来店はいつになるか全くめどは立たない。
さて、せっかく来たのだから、帰りは正面玄関から出ることにした。
ロビーをすたすた歩いてみた。
見回してみると、大きなホテル建築なんだが、日本の良さみたいなものが
ドーンと伝わってきた。
その後、日比谷から有楽町方面へ歩いた。
日曜の夜の9時ぐらい。人影もまばら。
腹は八分目だが、なんとなく落ち着かない。
なんとなく立ち食いそば屋を探すが見つからず
前回泊まったホテルの近くにあった「名代 富士そば」を思い出した。
バカバカしくも、上野まで行ってしまった。
帝国ホテルから富士そばへ。4000円から400円へ。
この落差がなんとも言えず。
食い意地日記、1日目ようやく終了。
会社で支給されたのは往復のJR代だけです。
その他の交通費、食費、宿泊費は、仕事じゃないので、当然自腹です。
2日目の旅日記も、つづけようと思います。
うーたん様
貴殿作のフレーズ
Ｄ・Ａ・Ｍ・Ｅ 「ディー・エー・エム・エイー ダメッ！」
を使わせていただきました。
これ、気に入ってます。
by vision (2007-07-05 08:26)
＊貴殿作のフレーズ
Ｄ・Ａ・Ｍ・Ｅ 「ディー・エー・エム・エイー ダメッ！」
を使わせていただきました。＊
千客万来！どうぞ！どうぞ！！よろしければＤＯＮ・ＤＯＮお使いください！
＊オーダーは、ビールとチーズハンバーガーサンド。＊
VISION様が「ビール」を頼んだあたりに注目してしまいますっ！
リメイクされたがイマイチだった 新・犬神家の一族の助清より
by スーパーうーたん。 (2007-07-05 14:02)
正しくは「ディー・エー・エム・イー」でしたね。
昔は、都会での休日をぷらぷら過ごすには
昼間っからビールでした。
今でも二杯くらいならイケますけど
なんだか酒全体が受け付けなくなりました。
飲んでないのにビール腹。
by vision (2007-07-05 23:40)