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デジタルデンスケと愉快な仲間たち Track.01【PCM-D50開梱/外観編】 [Mono Fellows レビュー]

お待たせしました、モノフェローズとしての“みんぽす”レビュー第三弾、本編の始まりです。

前回、レビューする商品群は軽くご紹介しておりますが、今回はいつものようにまずは【PCM-D50】本体を穴が開くほど見ていきたいと思います。

今回も写真、文ともに多いです、要注意でお願い致します。

【PCM-D50】が収められている化粧箱はいつもの“Walkman”のそれとは違い、かなり頑丈な段ボール製になってます。

それでもこんなに綺麗なカラー写真付きの箱になっているのは、中身が高額ポータブルオーディオの証でしょう。

兄貴分に当たる【PCM-D1】の箱がどうなのか、判らないのですが、個人的には
丁度17年前に買った“DAT-Walkman”【TCD-D3】を彷彿とさせてくれます。

あの当時、10万近くした事を思えば、随分身近になりましたねぇ、リニアPCMレコーダーも。

箱の開き方はスタンダードな跳ね上げ式のようですねぇ。
一昔前はみんなこうでしたね、開け方(^^;)

で、真っ先に目に飛び込んでくるのは説明書です。
その下には、インストールCDや、いつも目にする書類の束がしっかりと型抜きの段ボールに挟まってました。

ちなみにこの商品はお借りしてる都合上、保証書は入ってません。
でも、ホントはこの辺りのどこかで目にするはずですので、悪しからず。

ちなみにそのいつも目にする書類の中身は、上から、愛用者アンケートハガキ、相談窓口の案内、サンプル音源について、“SonicStage Mastering Studio Recorder Edition”の案内、そしてそのインストールCDでした。

書類がバインドされた段ボールをどけると、(OO)

意外や意外、“Walkman”なんかに比べるとなんともあっさりした感じに収められてますね。
それだけ、本体がいじり甲斐があるって事なんでしょうか。

まず、一番上に無雑作に置かれてたのは、PCやMacと接続するためのUSBケーブルです。
これは、まぁ代用品というか同一のものが、一杯ありますので、このまま未開封です。

お次と言うより、最後の附属品です。(^^;;

そう、ACアダプタです。

(OO)、なんだ、なんだ、キャリングポーチも入ってないの?!

目を皿のようにして見渡すも、後は本体だけのようです。
そうか、だからあんなにいっぱい別売りのアクセサリーがあるのか・・・・・

いや、こういう商品はこうでないとね、一切の無駄なものを附属せず、必要ならユーザーが買い足す。 
正しい選択です、コレは。 

気を取り直してACアダプタを見ていきます。

実にオーソドックスな6Vアダプタです。
ただ、容量は多目の800mAhですね、さすが単3電池、4本使用するだけの事はあります。

惜しむらくは、電源プラグ部分が可倒式じゃないことですかね。
こうやって、本体との接続プラグもちゃんとL型なのにねぇ。

この商品を買う層って、こういうACアダプタだとなんかの弾みでプラグを曲げちゃうと思うんですよ。
是非、検討して欲しい部分です。

もしかして、“SONY”の規定で、800mAhの容量もある場合、可倒式が不可だというのなら、この出っ張ったプラグに挿すパーツか何かを設計して貰って、そのパーツがACアダプタのぷらぷらするコードの巻き取り機構を兼ねるなんてものがあったらどうなんでしょうね?

さーてと、本体、本体はいずこ〜。

おーーあった、あった。ん・・・・(OO)

なんと、こんなところにまだあった、附属品!!
嘘ついちゃいましたね。・・・・電池ついてるんだ・・・・(^^;;;;;

もうね、単三電池は、この時代、おそらくどこでも手に入るはずなんですよ。
今時、おもちゃだって、付属してませんよ。

だから、入れるのをやめましょう。
こういう商品を買う層だからこそ、理解してくれると思うのです。
充電池という選択肢がある以上、購入者にその選択権を委ねる勇気を持って欲しいです。

きっと、この電池を入れるという事にも、何らかの力が働いてるんだとは思うのですが如何でしょう。

ついつい、気合いの入った商品だからこそ辛口になっちゃいましたが、気を取り直して、いざ。

本体とご対面です(^^)

うぉーーーー、なんだ、この重厚感あふれるボディ!!
やっぱり“SONY”のデンスケの系譜はこうでないと。
しかもこのガンメタとアルミシルバーのツートンカラー、堪りませんねぇ。

この方も、こうおっしゃってる事ですし。“オトコノコには堪らないはず!”と。

で、そのオトコノコ心を擽る側面は、どうやら、右サイドに録音系、電源系のスイッチやらジャックが固まっており

逆の左サイドには出力系、再生系のツマミやジャックなんかが所狭しと配置されてます。
でも、不思議とごちゃごちゃしてる印象は全くないですね。

そして、今回のレコーダーの肝ともいうべき、可動式マイク。
【PCM-D1】で最初にこの特異な(X-Yポジション)配置を見たときは正直、値段以上にその形に痺れましたが、それがようやく庶民に手が届く値段でしかも可動式となって、発売されたんです。

ただ、個人的事情で、すぐ買えなくて悶々としてる時に、“みんぽす”さんから、レビュー用に“SONY”さんから貸し出しがあるとのこと。

もうね、このマイク使いたさに、名乗りを上げたのは言うまでもありません(^^)b

さーーまだまだ見るべき場所がてんこ盛りです。
ピッチあげてきますよ。

裏からみてもそそられますねぇ。
ボディ中央には、三脚のネジがマウントされてますが、カメラにありがちな固定ビスはないですね。
きっと内側のマグネシウム合金側から強固に固定されてるんでしょう。
そう思って見つめると、この商品、思った以上にビスの露出がない事が判ります。
こういった事も抜かりなしと言ったところでしょうか。

さぁ、肝心のフェイス面に焦点をずらしましょう。

マイクの直下に、入力が過大で入ってきた際に、赤く点灯するOVERランプと歪まないレベルを示す緑のインジケータが左右それぞれ一組ずつ配置されてます。

ちなみにデジタル録音の場合は動作しませんからね、お判りだとは思いますが。

そして、液晶パネルの下には、もう“SONY”のポータブルレコーダーファンなら、もう納得の
操作スイッチがその独特の配置と隈取りされた縁の中に鎮座しております。

お約束の各ボタンのLED点灯ギミックも健在ですし。

ただ、気をつけなければならいのは、左隅の“LIGHT”ボタンではないでしょうか。
これ、液晶のBackLight点灯ボタンなんですが、何秒間、点灯ではなく、Onしたら、もう一度押さないと解除されません。

これは【TCD-D3】もそうでしたから、お気をつけを。
まっ、操作ボタンの中にあって、この“LIGHT”ボタンと“REC”ボタンには、銀メッキの縁が付けられてるのもボタンの中で特別であることの表れかもしれません。


そうそう、右側面には、こうしてデジタル/アナログ兼用に入力ジャック(白)と外部マイク用の入力ジャック(赤)が ある訳ですが、この縁取りも誰でも判るように決められてますよね、確か。
そして、そのジャックと録音レベルダイアルの下には、ちょっとだけ安っぽい素材の“メモステDuoスロット”カバーが顔を覗かせています。
でも、まぁ、カバーなのでこの素材は致し方ないかもしれませんね。

そのまま、指をボディ下端に向かって滑らせていくと突起物に指がかかります。
その突起のすぐ脇が電源スイッチです。
また、その電源スイッチの下にはストラップホールがあるだけですから、突起とストラップの間に電源があると憶えておけば手探りでも充分にOn/Offが可能ってわけです。

この辺りは、業務用辺りからの転用でしょうね。


今度はその逆サイドに目を向けると

対となるように白と緑のジャックが出てきます。
こちらは白がデジタル/アナログ兼用の出力ジャックで、緑がヘッドホンジャックになりますよね。

その下には、内蔵/外部マイクと外部入力の切り換えがあり、その脇の0/20と表記のある切り換えは、マイクの感度切り換えですね。
ちゃんと見る角度を変えるとそのように英語表記ありますし(^^;;)
その裏面には“LIMITER”と“LOW CUT FILTER”という録音機にはお馴染みのスイッチも顔を覗かせるので、憶えやすくて合理的な配置だと思います。

さて、電源スイッチのあった逆サイドには、“HOLD”スイッチと“DPC”スイッチが配置されてます。

ここで、“DPC”って?方に。

再生速度をオリジナルの音声の100%〜-75%の範囲で変える事が出来るんです。
再生速度の調整にはいちいちメニューの中に潜る必要がありますけどね。

さーて、そろそろ電池を入れなきゃ。電池はどこから入れるんだろう。

たしか、さっき裏面に色の違うパーツがあったはず。

あっ、銘板の下になにやら、指をかける滑り止め発見。
それにしても、この裏面を支えるゴム足もただの円筒状でなく、半球状のものですね。
いい仕事です。


さっき、見つけた滑り止めに力を入れると、カチッっと小気味いい音がして、そのまま押し下げると、今度はパカッっと大きくガルウィングよろしく開放されました。

なんだか、凝り過ぎじゃありません。この蓋(^^;;
もしかして、この中のが電池BOX?!


どうやって外すのかと思ったら、この先端に見えるオレンジのノブを両側から押し込むと簡単に外せました。
この電池BOX ,サイドのガイドレールといい、オレンジのリリースノブといい電池蓋以上に凝り凝りです。
異様に固定ビスも多いですし......

しかも、この電池BOXと本体側の電極同士も、なんかもうこれでもかという安定電源供給に努めてるのがありありと判ります。

もしかして、これから別売りバッテリーが出てもおかしくない仕上げです。

さーて、電池を入れなきゃ。

うわぁぁあーーー。電池BOX内の接点も金メッキですか(OO)
もう、どんだけ豪奢なんだ、この電池BOX・・・・・

ここは一つ“eneloop”を入れてあげましょう。(笑)

そして、元の方向に入れてと。
それにしても、この複雑なノブ形状と本体形状。どっちの開発者が折れたんだろう。
どちらにしても、いい仕事には違いないのですが。

さぁ・・・・・もうこんな時間だ。
電源を入れてお終いにしましょう。

えい!!

おっ、“SONY”ロゴのお出迎えだ。

そして、“ACCESSING MEMORY...”って、なんだか微笑ましい(^^^^)

最初なんで、時間を合わなきゃいけないんですね。

でも、操作するボタンは、FF/FRとPLAY/ENTERの3ボタンだけでサクサクと設定できてしまいました。

この操作は今後のメニューを変える時も同様なのですが、とても簡単です。
説明書要らずでした。

さーて、今宵はこの辺りでお開きで御座います。

次回からは暫くアクセサリー編をお届けする予定です。

その後、色んな音を録音しに出歩く予定です。

ではでは、お付き合いありがとうございました。m(__)m





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くまにぃ

こんばんは
お手ごろになりましたよねぇ~
面白そうですぅ
by くまにぃ (2007-12-10 03:13) 

かつぽん

そうなのよ・・・
いかにもオトコノコ好みの質感やデザインはともかくも、
その考え抜かれた操作性や機能・・・\(^O^)/です♪
そう考えちゃうとね、安すぎ!なんですよ、コレ!!

この秋、MDR-EX700SLにPFR-V1・Rolly・
そしてこのPCM-D50と、”音”に特徴がある
SONY製品が多く出てきたのは、自分的にはBRAVIAのシェア云々よりも
よっぽどSONY復活の象徴のような気がしてならないんですよね(^o^)
by かつぽん (2007-12-10 09:57) 

コジコジ

デザインだけでこれは買いですよね。(笑)
でも、買ったとしても使い道がラジオのエアーチェックぐらいしか思いつかない・・・。
by コジコジ (2007-12-10 17:57) 

Virgo

>くまにぃさん、カメでごめんなさい。

ホント、お手軽です。
でも、周辺入れると、大変なことになります。(^^;)
by Virgo (2007-12-12 21:36) 

Virgo

>ふろすさん、ピテカントロプスさん、蔵三(ぞうさん)、カメでごめんなさい。

nice!ありがとうございました。
by Virgo (2007-12-12 21:37) 

Virgo

>かつぽんさん、カメでごめんなさい。

ホント、音は復権した感のあった2007年のSONYでしたね。

来年こそは、映像系もぶっ飛んで欲しいものですね。
by Virgo (2007-12-12 21:38) 

Virgo

>Succhiさん、店員佐藤さん、たっくんさん、カメでごめんなさい。

nice!ありがとうございました。
by Virgo (2007-12-12 21:39) 

Virgo

>コジコジさん、カメでごめんなさい。

これは、ただ、周りの音をモニタリングするだけでも、楽しいですよ。

(^^)/
by Virgo (2007-12-12 21:41) 

Virgo

>Drilliantさん、spinさん、kozyさん、Kさん、カメでごめんなさい。

nice!ありがとうございました。
by Virgo (2007-12-12 21:42) 

Virgo

>beaverさん、nice!ありがとうございます。
by Virgo (2007-12-16 14:23) 

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