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ザ・テンプテーションズ&シュープリームスを聴く [音楽・コンサート]

折角昨日からミュージカルの話を書き始めたのですが、
昨日行ってきたコンサートがなかなか強烈だったので本日はこの話で。

行ってきたのは、ザ・テンプテーションズとザ・“サウンド・オブ”シュープリームスのコンサート。
場所は何故か「中野サンプラザ」。都内ではここ一回きりなのですがナゼ中野?

また、シュープリームスに“ザ・サウント・オブ”がついているのは、
オリジナルメンバーではないから、らしいのですが、そういうことは気にしません!! 

一緒に行ったのは会社の先輩(50代)2人。
私を含む全員、映画“ドリーム・ガールズ”を観ているのでその余韻残るまま中野サンプラザへ。

しかし、今回不思議だったのは開演時刻が18:30ということ。
普通は19時からだと思うのですが出演者が高齢だからなのかしら、、、などと心配に。(笑)

 コンサート用の写真です
写真ではそこそこ若く見えますが、
ザ・テンプテーションズ(上)の真ん中に写っているリチャード・ストリートさんは、
1971年にグループ加入後、(オリジナルメンバーの)ポール・ウィリアムズに代わって
リード・ボーカルをつとめたとかで御歳65歳。
ただ、wikipediaでは、元メンバーと記述されています。 ま、どっちでもいいんですけど。
また、ザ・サウンド・オブ・シュープリームスは、1970年代後半からグループに加入したという
カレン・ラグランド(写真中)を中心に結成されたグループであちこちで演奏活動している模様。
実際、この2グループの組合せで一昨年も来日公演を行なっていたようです。

会場に入ると観客は予想していた通り50~60(70も?)代が殆ど。
時折若い女性も見受けられるのですが、親と一緒に来た、という方が多いようです。

私達の席は一階席後方の真ん中だったのですが、行ってみたら音響担当のオジサンがまん前に。
大きな機材を調整するのに座高を高めに座っているので、舞台真ん中が全く見えません。。。。。
しかも音響オジサンと私達の間2列がガラガラだと思ったら関係者(招待客?)と思しき人達が
ゾロゾロと着席し始め。。。。こういう観づらい席でもS席で販売するんだなあ、と少々ガッカリ。

とはいえ、18:35にスタートしたコンサートは素晴らしいものでした。
最初に出てきたのは、ザ・サウンド・オブ・シュープリームスで、16曲を熱唱。
 1.You Keep Me Hanging On
 2.Where Did Our Love Go
 3.Love Child
 4.Love Is Here And Now You're Gone
 5.The Happening
 6.Keep Falling In And Our Of Love
 7.Reflections
 8.Stoned Love
 9.You Can't Hurry Love
10.Come See About Me
11.Back In My Arms Again
12.I'm Gonna Make You Love Me
13.River Deep Mountain High
14.Baby Love
15.Stop In The Name Of Love
16.Someday We'll Be Together

最初、昔モータウンサウンドで乗っていた年代の方々に「照れ」があったようで
ジッとメンバーの熱唱を聴き続ける歌謡ショーの雰囲気でしたが、途中から徐々に盛り上がり
場内の空気がのってきたところで、ザ・テンプテーションズにバトンタッチ。

 1.Masterpiece
 2.The Way You Do The Things You Do
 3.Just My Imagination
 4.Get Ready
 5.Heavenly
 6.I Can't Get Next To You
 7.Ball Of Confusion
 8.My Girl
 9.Ain't Too Proud To Beg

5人のハーモニーとノリノリのリズムで最初から結構盛り上がり、
4曲目の“Get Ready”でリチャード・ストリートが観客席をあちこちと練り歩いて歌うと、
「昔取った杵柄」のオジサンオバサン達がおもむろに立ち上がって振り付きで歌い踊り。。。。
それまで眠っていたものが急に目を覚ましたかのような熱狂振りに一瞬唖然としたものの
その後のコンサートの盛り上がりはかなりのもので、
リアルタイムで初期のモータウンサウンドを経験していない私でさえも「ノリノリ」。
最後に観客層立ちで盛り上がった後にザ・サウンド・オブ・シュープリームスも登場し、
全員でアンコール。

曲目は多分“Psychedelic Shack & Cloud Nine”だったような。
開演前に演奏リストをいただいたのですが、大分異なっていたようで私も全て把握できず。。。

とはいえ、生で聴くモータウンサウンドは少々今風にアレンジしてある曲もありましたが、
とにかく迫力があってリズム感があってエネルギー溢れるステージでした。
彼らの素晴らしいリズム感というのは幼い頃からしみついたものなのでしょうね、
日本人には到底真似のできるものではないだろうなあ、などとつくづく思いました。
また、あの声の質や声量などは、ダンスなどで見せるリズム感と同様に
やはり幼い頃からゴスペル等が生活の一部なのだろうなあ、と実感しました。

また、歌だけでなく、ジョークを言ったり、観客をうまくのせて巻き込む彼らの術中に
ホール全体がまんまとはまったというか、「プロ魂」を見た思いです。。。
コンサート自体はきっかり2時間、アンコール1曲で20:30には終了と、
「あと、もう少し、、、」という気持ちもありましたが、
チケット代5500円を考えると十二分に楽しめましたし、
帰り道の足取りが(私なりにリズムを取り取り)軽かったことを考えると大変満足、
「来年も日本に来てくれたらまた行っちゃうなー、私」、と思った
ザ・テンプテーション&ザ・サウンド・オブ・シュープリームスのコンサートでありました。


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noric

ザ・テンプテーションは懐かしいですね。
by noric (2007-05-26 18:36) 

deacon_blue

☆ 大きな会場でなかったほうがよかったかもしれませんね。小さなライブハウスで。。。贅沢なことになるのでしょうが(コストが跳ね上がるだろうから)。。。
by deacon_blue (2007-05-26 21:37) 

はじめまして
コメントありがとうございました。

テンプテーションズの曲は
ホール&オーツのアポロシアターのライヴアルバムに入ってたので迫力はなんとなく伝わってきました。
自分も一度オーソドックスなモータウンのライヴをビデオでもいいから追体験したいです。
by (2007-05-27 02:04) 

ザ・テンプテーション、懐かしいというか、まだ活動中なんですね。事前に知っていたら、あるいは行ったかも知れません。
by (2007-05-27 09:08) 

うつぼ

noricさん、おはようございます。
モータウンサウンドは懐かしいけれど、今聴いても色あせないというか心躍りますね。私も一緒に行った先輩達もノリノリでした!
by うつぼ (2007-05-27 10:07) 

うつぼ

deacon_blueさん、おはようございます&はじめまして。
確かに小さいライブハウスの方が一体感はあるかもしれませんが、そこそこ大きい中野サンプラザでもメンバーが客席をあちこちと歌いながら回ってくれたので、特に後半は盛り上がりました。
チケット代も意外にお手頃でしたから満席でしたし、このくらいの規模での公演が一番良いのかも、なんて思いました。
by うつぼ (2007-05-27 10:11) 

うつぼ

Bailinさん、おはようございます&はじめまして。
テンプテーションズの曲は、ローリング・ストーンズなどもカバーしていますし、色々なミュージシャンに影響を与えているんでしょうね。
映画「永遠のモータウン」や「ドリームガールズ」でまたブームかもしれませんし、ライブビデオなど販売されているかもしれませんね。
by うつぼ (2007-05-27 10:23) 

うつぼ

cocoa051さん、おはようございます。
今回のコンサート、新聞社会面の下に小さく広告が出ていたのを先輩が見つけてチケットを購入したのですが、満席でビックリしました。
明日は確か18時半~市川市文化会館でコンサートですが、その後は大阪、川崎、群馬で終わってしまうようです。。開催場所がちょっと地味なところばかりなのが疑問です。。。
by うつぼ (2007-05-27 10:27) 

michael

知らなかった。教えてほしかった・・・今でもテンプテーションズもシュープリームスも聞いています。踊っています。
by michael (2007-05-27 22:20) 

うつぼ

michaelさん、こんばんは。
確か3月初めくらいにモータウンCDの記事の中でこそこそっと書いたような気がするのですが、、、書き方が消極的だったようでどもすみませぬ。。。。
一昨年来て今年も来てくれていますから、来年か再来年にもきっときてくれるのではないかと思います。ただ「平日18時半開演」というのが私にはネックですね。。(笑) 会社を出てからダッシュしないと間に合いません。。。
by うつぼ (2007-05-27 23:03) 

ETSU

中野サンプラザのテンプスのコメントのなかで、リチャードストリートはオーティスウィリアムスの代りにとコメントしていましたが,実際はポールウィリアムスです。
ポールは、ひどいアル中になってしまい、それでもステージに立っていた為,代りに舞台の袖で歌っていたのがリチャードです。
 オーティスウィリアムスはテンプスのリーダー的存在で最後までテンプスに残っていた人物で,彼がハイスクール時代に結成したテンプスの前身のディスタンスというグループの中にリチャードも含まれていました。
しかし、リィチャードがテンプスに加入したのは1971年だと思います。

以上、耳よりな話しです。        
by ETSU (2007-05-30 21:23) 

うつぼ

ETSUさん、こんばんは&はじめまして。
ご忠告ありがとうございます。あちこち調べて書いたのですがアル中のところにきを取られていて間違ってしまいました。。早速修正いたしました。
リチャード・ストリートさんは、高齢でもかなりエネルギッシュに歌って踊っていました。ただ、グラミー賞を何回受賞したとか、そういう話もしきりにしていたのでちょっと気になりましたが。。。
by うつぼ (2007-05-30 22:25) 

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