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「ナイトミュージアム」を観る [映画(な行)]

「ナイトミュージアム」を観る。 

 2006年ジョーン・レヴィ監督作品
原題は“Night At The Museum(博物館の夜)”なので
邦題の“Night Museum(夜の博物館)”と違うのがちょっと気になったのですが、

ま、そんな些末なことはどーでもいいか。

「ステップアップ」を観た後に何だか勢いづいて続けて観てしまったのですが、
さすがにこちらは8割くらいの入りでした。 

話の舞台はニュー・ヨーク。
バツイチで失業中のラリー(ベン・スティラー)は、
家賃滞納で住まいを転々とする生活を送っている。
更に、元妻の再婚相手に最愛の息子ニッキーがなついてしまい、
きちんと仕事が決まるまでは、と元妻に息子を連れていかれるはめに。
息子との絆を失いたくない、と、ラリーは仕事探しにハローワークに行くが、
(この時出てくる相談員のオバちゃん(アン・メアラ)はベン・スティラーの実母)
あなたのような経歴の持ち主じゃ何の仕事もないけれど、
誰もやりたがらない仕事がひとつだけある、、、と言われたラリーは、
何でもいいからやります! と引き受けて、相談員に言われた通りに
 自然史博物館に行って、、
訪ねるように言われた男、
責任者のセシル(ディック・ヴァン・ダイク)に会うと、
 ディック・ヴァン・ダイクといえば「メリー・ポピンズ」
煙突掃除夫を演じて早40年余り、、、でもあまり顔は変わっていないような。。

相談所から紹介された仕事が警備員、しかも夜警だということを知らされる。
息子もいる身なので夜警は出来ないと拒むラリーだったが、
聞く耳を持たぬセシルから警備のマニュアルとカギの束と懐中電灯を渡されて
一人で夜警の仕事をするはめになってしまう。

日が暮れて閉館後の博物館の見回りを始めると入口に展示してあるはずの
ティラノサウルスがいない。。。
と、館内を徘徊するティラノサウルスを発見し、驚いたのも束の間、 
 骨格標本に追いかけられるラリー 
 逃げるラリー
 ガルルルル~ッ
他の展示物も全てが好き勝手に館内を動き回るのを観て唖然とするラリーに、
 蝋人形の第二十六代アメリカ合衆国大統領
セオドア・ルーズベルト(ロビン・ウィリアムズ)から、
展示物が夜中に動くようになったのは、エジプトのアクメンラー王の棺のそばに
石版が置かれてから石版の力で夜になると生命を得るようになったが
朝には元通りになってしまう、という話を聞く。

朝になり、こんな仕事はこりごりだと思いながらも息子の為だと思い留まったラリーは
学芸員のレベッカ(カーラ・グギーノ)の助言で展示内容に関する歴史を調べ、
セシルから預かったマニュアルを読み万全の体制で二晩目の夜警の仕事に臨む。

最初は要領よく動き出した展示物を上手に扱っていたが、
途中から初日同様に散々な目に遭ってしまう。 
 ローマ帝国の大群(ジオラマ)に囲まれたり
 西部開拓時代のジオラマで捕まって

 機関車模型に轢かれそうになったり

 フン族のアッティラ王に八つ裂きにされそうになったり 
 コロンブスに訳の分からぬ言葉で話しかけられたり  
 オマキザルのデクスターに
 鍵を取られたりコバカにされたり
とまたもや散々な目に遭った上に、
マクフィー館長には館内の散らかった状態にクビを宣告されるが、
息子ニッキーに夜の博物館を見せたいと思い、館長を説得してクビを撤回してもらう。
ニッキーを呼んだ三日目の晩、展示物が動きだす様子を見せようと思ったが、
何故か動かない。
それは、セシル他、老警備員がラリーのせいで自分達がクビになった腹いせに
石版を盗んでいたから。

それを知ったラリーは石版を奪い返そうとするが。。。。


映画はニューヨークの自然史博物館が舞台になっていますが、
館内の様子は映画用にかなりアレンジしてあるようです。
私も数回行ったことがあるので何となく雰囲気を覚えているのですが、
映画のようにぐるっと回ってあれこれ観られるほどコンパクトではなく
非常に広くて一日がかりで観ても見応えがあるくらいです。
中にはトム・ハンクスのナレーションでビッグバンについて学べるシアターもあって
結構楽しめる博物館なので、NYに行く機会があればゼヒおススメのスポットです。

で、映画自体については、ベン・スティラーの顔は好きではないのですが、
話そのものが親子愛を軸にしているとか、古典というか定番なので
安心して観られるせいか、普通にガハハガハハ笑いながら観てました。

また、役者さんもなかなかの人たちが勢ぞろいでベン・スティラーだけでなく、
 米国大統領の蝋人形を演じたロビン・ウィリアムズも芸達者で、
1805年北米大陸西部を調査したルイス・クラーク探検隊の道案内と通訳を務めた
ネイティブアメリカン女性“サカジャウィア”を演じた
 ミズオ・ペックもエキゾチックでよかったし、
 ディック・ヴァン・ダイクの弾けた演技もなかなかよくて。
 また、開拓時代のオーウェン・ウィルソンも
ベン・スティラーとのやりとりが非常に面白く。

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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観ながら2人が出ている他の映画も思い出しました。
でも、なぜかオーウェン・ウィルソンはあちこちの場面に登場しているのに
何故かクレジットされていませんでした。どーしてなんでしょう。。。(謎)

と、ベン・スティラーの笑いも下品さ少なめなので、
子供も楽しめそうな「ナイト・ミュージアム」でありました。


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コメント 8

堀越ヨッシー

うつぼさんの記事を読んでたら、なんだか見たくなってきました。オーウェン・ウィルソンはベン・スティラーとお友達なんですよね、確か。だから“友情出演”って事でクレジットがなかったのではないでしょうか。それにしても今イチ日本では人気が出ませんね、彼。濃い顔と大げさな演技が敬遠されるのでしょうか?。そういうオイラも彼の映画あんまり見たことありませんが。
 
NY自然史博物館、一度は行ってみたいですね(多分一生行かないだろーけど...苦笑)。
by 堀越ヨッシー (2007-03-27 08:03) 

noric

これは楽しめる作品ですよね。
by noric (2007-03-27 18:23) 

うつぼ

堀越ヨッシーさん、こんばんは。
オーウェン・ウィルソンってベン・スティラーと友達なんですか。だから結構共演多いんですね。クレジットがない割に西部開拓時代のジオラマ人形のカウボーイ役でローマ帝国ジオラマのオクタヴィウスとケンカしたり仲良くなったりと出番が多くて非常に面白かったのでヨッシーさんもお時間あればどうぞ。
by うつぼ (2007-03-27 22:56) 

うつぼ

noricさん、こんばんは。
こういう映画は可もなく不可もなく、なのかもしれませんが、普通に安心して楽しめるのがいいですね。
by うつぼ (2007-03-27 22:57) 

流星☆彡

この映画の公開が きっかけで、本物のNY自然史博物館が 大盛況だ
そうですネ!ニュースで報道されてましたが…。ナイト・ツアーで 懐中電灯を
手に 館内を探索していたNYのチビッ子達の顔が まっこと楽しそうで♪
日本でも、演出次第で 古参の施設も 再生できるのでは!?…とか 思ったり
しました~。(*^_^*)
試写会で観た 当方記事、TBさせていただきました。m(__)m
by 流星☆彡 (2007-03-28 03:22) 

ホラー映画っぽいですね。
ルーズベルトのしゃべりあたりから急に見てみたくなりました。面白そうですね。うつぼさんのレビューがよかったせい?
by (2007-03-28 05:34) 

うつぼ

流星☆彡さん、はじめまして&こんばんは。
映画では自然史博物館の入りが悪くて、、、という設定ですが、実際はいつも結構混んでいますよ。この映画で更に混んでいるのかと思ったらまた行きたくなっていますが。(笑)
日本の博物館もこのくらい楽しくて子供も楽しめるといいですね。
by うつぼ (2007-03-28 22:11) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
この映画、全然ホラーじゃなくて完全にコメディです。
少しはドキドキしますがお約束の範囲内なので全然怖くありませんよ。
ルーズベルトは演じているロビン・ウィリアムズが芸達者なせいか、蝋人形なのに面白いなーと思いながら大笑いしました。機会があれば劇場で、お時間なければレンタルでゼヒ観てください!
by うつぼ (2007-03-28 22:13) 

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