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ニューヨーク旅行記~帰国編~ [北米の旅①]

旅行記も遂に、というか、やっと、というか、帰国編です。

帰国日、目覚ましが鳴ったり鳴らなかったり今ひとつ信頼性に欠けるので、                                                                                         帰る日に寝坊は出来ぬ、と、熟睡できぬまま朝4時起床、荷造り。                                                                                                                                                                                                                                                                                             小さいスーツケースにあーでもこーでもとギュウギュウに荷物を押し込み、                                                                            上から乗っかってフタを閉めたものの、鍵をかけられないのが心配です。                                                                                                                 (日本からは鍵を掛けられるが、アメリカから帰る時は鍵を掛けられない)                                                                                                                                               元々、日本の空港と違って預け荷物の検査はチェックイン後に行われ、                                                                                                                                                     更に、9.11以降は防犯上の理由で検査が一層厳しくなり、                                                                                                               X線で不審物発見の場合、開けてチェックするので、鍵を掛けてはならず、                                                                                 もし鍵がかかっていると、検査官が壊してでもスーツケースの鍵を開けてしまい、                                                                                                                                                                                             更に、壊れたスーツケースや荷物の紛失、破損は保証してくれない。。。

という訳で鍵をかけられません。                                                                                           無理矢理に閉めたスーツケースのフタが途中でバンと開いたらどうしよう、と                                              思いつつ、チェックアウト後タクシーを拾って一路JFK空港へ。

出発時刻の3時間前に到着。ちょっと早過ぎた感あり。                                                                                                                                                      行きに叶わなかったアップグレードが出来ますようにと、自動チェックイン機で手続き、                                                                                                                                                                                                          と、「リスト待ち」の表示。帰りも無理だろうかと悲観的な気分に。                                                                                                                                                                                                                                                                                               念の為カウンターで確認すると、アップグレード出来たら搭乗口で呼びますよ、とのこと。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          仕方なく手荷物検査に進む。上着も靴も脱ぎ、ペタペタ歩いてゲートをくぐる。                                             何も鳴らなかったのでほっとして靴を履き、奥へ。 

出発時刻まで2時間半、搭乗時刻まで2時間もあるので、                                                                                                              雑誌「PEOPLE」「STAR」とPEETSのコーヒーを買ってベンチに座り、                                                                                                                                  チャーリー・シーンと離婚したばかりのデニス・リチャーズが、                                                                                                      大親友のダンナ(ボンジョビのリッチー・サンボラ)と不倫疑惑、とか、                                                            アシュリー・シンプソンがまた美容整形した、とか、少々エグイゴシップ記事に、                                                                                          「アメリカ人もこういうの大好きなんだよなあ」と思いながら時間を潰す。

搭乗時刻20分前、己の名前が呼ばれる兆しがないので、自らカウンターへ。       

「私のアップグレードは、まだ出来ませんか?」と聞くと、                                                                                                                  「まだだけど出来たら呼ぶから待っててね」とカウンターのおじさん。                                                       「出来るの?出来ないの?」に聞くと、「まだ分からないねえ」との答え。

「まだ」、というのは、はっきりしない答えである。                                                                                                                              悶々としながら待っていると搭乗開始時刻、次々と搭乗する人達を見ながら                                                                        再度カウンターに進み寄る。

「今日はもうアップグレードは無理?」

と、さきほどのおじさんが端末をカタカタと打ちながら私の渡した搭乗券を                                                                               ペリッと破り、新しい搭乗券を渡してくれました。

ビジネスクラスの搭乗券でした。                                                                                                                         

 やったー!

足取りも軽く機内へ。                                                                                                            ウェルカムドリンクにはシャンパン、、ああ至福の時。                                                                                                        離陸後のドリンクサービスでは、相変わらずのジントニックをいただき、                                                                                 おつまみが袋入りプレッツェルでなく、陶器に入った温かいナッツという現実に、                                                                                                                                                                                                              さきほどのカウンターのおじさんに感謝するのでした。                   

ドリンクに続いて昼食。

前菜:蟹サラダ、ジェノバサラミ、モンラシェチーズ、野菜のクルディテ                                                        サラダ:季節の葉野菜 アジア風胡麻生姜ドレッシング

蟹が美味、一方、モンラシェチーズはヤギの臭いが強く半分残してリタイア。

続いてメイン。                                                                                                            幕の内弁当もありますが、外資系航空会社の日本食(しかもアメリカ発)には                                                     期待できないので洋食を選択。                                                     

ワインは赤のメドック

牛ヒレ肉のステーキ、ローズマリー風味バルサミコソース                                                   レモンとタイム風味のポテトパイ、アスパラガス添え

牛肉は非常に柔らかく、プラスチックのナイフでも簡単に切れました。                                                 付け合せのアスパラも歯応えがあり、ポテトパイも美味。

お腹もいっぱいになったところで、

 クイーン・ラティファ主演の「Last Holiday」を観て、

背中と腰のマッサージ機能をONにしながら爆睡。                                                                                        隣の人がトイレに行く度に立ち上がる気遣いも要らないし、                                                                  座席がぐーんと倒れてフットレストもついていて足も痛くならないので                                                                      心地よく眠れます。

軽食は、ギャレー横に置いてあるワゴンから選べるので、チーズ、バナナ、と

きつねらあーめんを選択。

ユナイテッドの軽食といえば、昔はミニカップ版「赤いきつね」で、                                                                             4~5年前くらいから「きつねらあーめん」に替わってしまったのですが、                                                                                       沸点の低い上空で沸かしたお湯ではうどんが柔らかくならないから                                                                        細めのラーメンにしたのかもしれない、と勝手に推測。

 具は油揚げと人参、ネギ

赤いきつねの麺(うどん)がラーメンに取って代わった、という趣。                                                               スープは和風ながら少々中華風と言えなくも無し。                                                                                          そして、麺が細くなったものの、やはり少々固めの仕上がりです。

軽食後、

「ザ・インタープリター」をぼけーっと観て再び寝、

気づいたら着陸1時間半前。

朝食は、ワイルドマッシュルームとゴーダチーズのフリッタータ。                                                                                                                                      脂がきつくて今ひとつ口に合わず、半分以上残して終了。                                                                    再びウツラウツラしている内に成田空港に着陸していました。                                                                                         

帰りのフライトは、飛行時間が13時間8分と(行きより1時間)長いのですが、                                                                                                                                             お陰様でゆったりのんびりあっという間の快適な空の旅となりました。

毎回こうならいいんだけれど。

と思いながら、いつのことやら次回の旅に続く。  (終) 


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ずっとこの旅行記楽しく拝見させていただいておりましたが、ついに帰国されたのですね。Unitedのビジネスで、ローストしたナッツが出るそうですが一度食べたくて、乗る機会をうかがっています。エコノミーとはるかに食事が違って羨ましいです。ただ、このボリュームはすごいですね。

また次の旅に出かけた際には、ぜひぜひこちらに載せてくださいね。

PS:温かいコメントありがとうございました。一日も早く再開できるよう頑張ります。
by (2006-05-20 16:16) 

Kayoko

あーっ、楽しかった。
JFK空港でのカウンターのおじさんとのやり取りが今回一番手に汗握りました(笑)
あ、(終)だけど次回に続くだって、うれしいなー。
また楽しい旅に連れて行ってくださいね(現実には行けないので)
by Kayoko (2006-05-20 20:43) 

うつぼ

好(ハオ)くんさん、
コメント&nice!ありがとうございます。
ユナイテッドはマイルがためやすいので、過去に何度かシンガポールや香港へタダ乗り(F・Cクラス)しているのですが、その頃に比べるとアメニティや食事は少々さびしくなっている感もある一方、ワインだけは大盤振る舞いですね。
エコノミーのミニボトルワインもそこそこいけてますし、アルコール類の選択肢も多いので左党の私にはぴったりのキャリアですね。
次回の旅行(というか出張ですが)は中国になりそうです。心強いコメントをいただき多謝多謝ですのでこちらで記事にしようと思っています。
好(ハオ)くんさんの旅行記も楽しみにしていますので一日も早い再開を期待しております。
by うつぼ (2006-05-20 23:39) 

うつぼ

Mimikoさん、
だらだら書いてしまいましたが、これで寄席の記事がアップできます。(笑)
アメリカから帰ってくる時は、意外と粘り具合によって吉と出ることがあります。
今から7~8年前なのでずいぶん昔ですが、友人と3人でNYに行った帰り、
「絶対3人一列の席で座りたい」と執拗にカウンターで粘ったところ、ビジネスに
アップグレードしてもらったことがあるくらいですし。
今回の旅行記を楽しんでいただき嬉しいのですが、私もMimikoさんの記事を読んで、自分でパン焼いて食べている気分になってますので、これからもMimikoさんの記事を楽しみにしています。
by うつぼ (2006-05-20 23:44) 

bone-shaker

旅行記お疲れ様でした~。
今まで知らなかったニューヨークの一面を垣間見ることができ楽しく読ませていただきました。私もいずれ必ず機会を作って行ってみたいと改めて思わされています。
ところで、映画「The Interpreter」ですが、実は昨年この映画にえらくハマって劇場で2回見た上にDVDまで買ってしまったほどでした。この映画も国連本部はじめNYが舞台ですが、NY行きの際にはこの映画のロケ地めぐりをしてみたいと今でも思ったりしてます…。
by bone-shaker (2006-05-21 01:03) 

うつぼ

bone-shakerさん、nice!&コメントありがとうございます。
毎年訪れているNYですが、最近ミュージカル以外に観光することもなくすっかりマンネリ気味だったのですが、ブログに書こうと思っていたら結構楽しい旅行となりました。
映画「インタープリター」は、結構手に汗握る作品で私もドキドキしながら観ました。
国連本部は、私も3回見学したことがありますが、運がよいと安全保障理事会の会議場の中の見学も出来ます。
NYは映画やドラマの舞台に多く使われていますし、ロケ地巡りツアーも出ているようですし、bone-shakerさんにもNYはお勧めですよ。
by うつぼ (2006-05-21 22:21) 

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