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アメリカの25セント(クォーター)硬貨 [新聞記事]

A real steal at 25 cents

今日の新聞の一面の記事は、カリフォルニア州にちなんだ25セント硬貨(Quarterと呼ばれる)が今週月曜日から流通し始めたというお話。

そもそも、この25セント硬貨は、アメリカ財務省による「50 State Quarters Program」という取り組みの一環として鋳造されたものである。で、この「50 State Quarters Program」そのものがなかなかすごくて、一言で言うと、「1999年1月から10年かけて、全米50州にちなんだ25セント硬貨を毎年5種類ずつ、しかもアメリカの州として認められた順に発行する」というもの。

今回のカリフォルニア州の硬貨は、このプログラムの7年目の最初、つまり31番目に発行されたものだということになる。ちなみに今年、この後発行されるのは硬貨は「ミネソタ州」、「オレゴン州」、「カンザス州」、「ウエストバージニア州」の4種類。日本人に馴染みの深い「ハワイ州」は一番最後なので2008年まで出てこない(デザインもまだ決まっていない)が、「ニューヨーク州」は2001年にすでに発行済みである。(全ての州の順番と発行年月についてはこちらを参照)

当然、これを全部集めてやろうと思うコレクターは相当数いるわけで、集めたコインを保管しておくための専用のホルダーなどもあちこちで売っている。
また、どうしてもきれいな未使用硬貨で集めたいというコレクター向けには、アメリカ財務省自身がオンライン通販でその記念硬貨を販売していたりもする。(しかもプレミアつけてるし!)

ところで、この硬貨を全て集めるには50種類そろえればいいのかというと実はそうではない。アメリカには造幣局がフィラデルフィアとデンバーの2カ所にあり、硬貨にはどちらの造幣局で発行されたかを示すために、それぞれ「P」、「D」の刻印が打ってある。したがって、よりマニアックなコレクターは、50種類×2の100種類の収集を目指すのである。
個人的にはとてもそんな気にはなれませんが。


カリフォルニア州記念25セント硬貨と、一般的な25セント硬貨(アメリカ財務省ホームページより)


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