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「コトラー 新・マーケティング原論」 [自己研鑽]

 現在のニューエコノミー(デジタルエコノミー)時代に対応したマーケティングとはどうあるべきか、という教科書的な本です。
 オールドエコノミーの時代の原則は「作って売る」でしたがデジタルエコノミーの時代の原則は「顧客のニーズを感じ取り、それに応える」というのがマーケティングの原則になってきています。主導権が生産者から消費者(利用者)に変わってきているということです。当然マーケティングのやり方も事業計画も変わってきます。この本はデジタルエコノミー時代のマーケティング担当者、さらには顧客と接するすべての人が読むべき教科書だと思います。

さて、この本を読んでいてふと思ったこと。一部のIT分野のリーダー企業を除いて、多くのIT企業は実はデジタルエコノミーに対応できていないのではないかと思いました。発想がオールドエコノミーから脱皮できていない。ですから、従来からある大企業が業界を引っ張るのではなく、どちらかといえば後発のソフトバンク・楽天とそういった企業が業界を引っ張る形になっているのではないでしょうか。IT業界のみなさん、もう一度自分たちのマーケティングスタイルを見直すためにも一読したほうがよろしいと思いますよ。

コトラー 新・マーケティング原論   HBSシリーズ (Harvard business school press)

コトラー 新・マーケティング原論 HBSシリーズ (Harvard business school press)

  • 作者: フィリップ・コトラー, ディパック・C・ジェイン, スヴィート・マイアシンシー
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2002/07/10
  • メディア: 単行本


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