JJUG Cross Community Conference 2007 Fall [プログラミング]
1.
さて、最初のセッションではWAKHOKの丸山先生から「Googleの分散処理技術」と題して講演がありました。
なぜここでGoogleの分散技術を取り上げるのかというと、丸山先生の予測では次世代にはインターネット上からサービスを享受するということが当たり前になると考えられています。その最先端がGoogleであり、ノンストップでサービスを提供し続けるGoogleの分散技術が取り上げられるわけです。
といっても時間の都合上、Google File Sysmte、BigTable、MapReduceというGoogleの基幹部分のさわりだけの紹介でしたが。
それでもやはりGoogleはとんがった人がいっぱいいるんだなと感じました。Googleでは商用のデータベースは採用していないそうです。膨大なデータを処理できる商用データベースがあるかどうか、それが今後のデータ量の増加に合わせてスケールアウトできるものなのか、そしてコストは? これらの点をすべて踏まえるとGoogleという検索サービスに合わせてデータベースそのものを作ったほうが安上がりであり、スケールアウトも容易になると考えたとのこと。そこで出てくるのが紹介された3つの機能です。
自分のサービスに合わないから、データベース作っちゃえという発想は普通できませんよね。本当に感心しました。
2.
2つめのセッションでは「今後のWebアプリケーション開発を占う」と題して、Seasar2、Spring、Ruby on Railsのそれぞれのコミュニティの方々のトークセッションが行われました。
いろんな話が飛び出しましたが、3名の方々のなかでやっぱりとんがっているなと思わせるのはひがやすをさんです。他の2名の方もいろいろ考えているなとは思わせますが、やっぱり自分が中心になってフレームワークを構築してしまったひがさんはどこか違います。Googleの人と同じような感じを覚えました。
やっぱり、何かを作り出す人はどこかとんがったところがあるようです。私も何かとんがってみたいです。
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