デブサミ2007 1日目 第4セッション [雑感]
デブサミ2007 1日目 第4セッション
ネクストSOAの指針:進化する“エンタープライズ・サービス・バス(ESB)”
~ システム統合からプロセス指向、そしてセマンテック統合へ ~
スピーカー:武末徹也 ソニック ソフトウェア株式会社 セールスエンジニアリンング部 シニアセールスコンサルタント
[注意事項:主観が入っていますのでそのまま転用しないようお願いします]
Sonic SoftwareではSOAの次の段階として”分散指向”、”システム統合”の共通プラットフォームとしてエンタープライズサービスバス(ESB)が重要な位置づけになると考えている。ESBをプラットフォームとすることにより業務アプリケーション(Requester)はそのI/Fが何であるか(.NETなのかEJBなのかSOAPなのか)を考える必要なく標準I/F(SOA)ですべてがアクセス可能になると考えている。
SonicSoftwareではそうした製品として
SonicESB/SonicMQを投入している。
SonicESB/SonicMQは分散構成が可能であり、スケールアウトによるシステム拡大が可能となる。負荷分散についても考慮されておりクラスタ構成が可能となる。またソフトウェアによるメッセージのダイナミックルーティング機能も提供されており、システムの可用性向上が図られている。また、フェールオーバー時のトランザクションキャンセルが不要なので、Requester側は分散構成を意識することなく利用が可能となる。
さらにSonicESB/SonicMQはメンテナンスの集中管理も可能となっている。
SonicESBでは個々のサービスの統合にはBPELによる記述を採用しており、そのデザイナも用意されている。
また、SOAの理想系としては
・疎結合
・データ一貫性の維持
・データロケーションフリー、バリデーションの実行
・ダイナミックなビジネス環境
といったものが求められており、各システム間のデータの共通化を考えなければならない。(「共通メタデータの保持」)
SonicESBでは各システム間のデータを規範データにマッピングし、共通メタデータの維持を図ることができる。これはセマンティックブローカリングという考え方でESBのルーティング機能で実現している。
SOA/ESBというキーワードは未定義な部分の多いBuzzwordであり、各社の認識に違いがある。SonicSoftwareとしてはSOAに対しては上記のような解決策を提供している。
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