デブサミ20071日目 第2セッション [雑感]
デブサミ20071日目 第2セッション
要件の構造化~ツールで効率化する要件の分析と管理~
スピーカー:藤原 佑之 日本コンピュウェア株式会社営業技術本部
[注意事項:主観が入っていますので、そのまま転用しないでください]
開発プロジェクトの現状
成功プロジェクト:29%
問題プロジェクト:53%
失敗プロジェクト:18%
問題点の発生工程:圧倒的に上流工程に多い
問題点の発見工程:下流工程に多い => 不具合修正コストが増加
約50%で要件管理に問題がある。 ==> 要件の構造化
プロジェクトを成功するために
・要件漏れ、過剰要件といったものをなくす
・重要度を設定、重要度の高いものからスケジューリング
・変更に対しては柔軟に対応し、ニーズに合ったシステムを作る
(変更はあり得ると考える)
要件の構造化へのアプローチ
・要件を捉える
・要件を定義する
・要件を管理する
==> 単にWord・Excelのファイルで管理可能か?
要件の管理手法
・各要件の関連付け
・重要度/リスク分析
・顧客理解可能なユースケース記述
・変更管理
ユースケース参考書「ユースケース実践ガイド」
==> 個別要件をリポジトリ管理、追跡可能とする
変更管理により、影響度を測定し受け入れ可能か判断する。
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ユースケースはいわゆるUML図を指すのではなく、事前・事後条件を含めてシナリオをしっかり記述する。そのような記述方法としてこのブログでも一度紹介した「ユースケース実践ガイド」を参照されたい。
また、今回の要件管理の内容については最近の要求管理・要求開発の本でよく紹介されている内容(例:ソフトウェア要求)なので、そういったものも参考にしてもよいと思う。
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