SSブログ

「ブノワ東京」 [パリの敵は東京で!]


パリで行けなかったアラン・デュカスのレストラン「SPOON」
氏が東京で手掛けたレストランが青山の「ブノワ東京」と銀座の「ベージュ東京」。
「ブノワ」は1912年創業、
パリのビストロで唯一ミシュランの一つ星を持つ地中海料理のお店ですが、
2005年に氏が営業権を取得し、東京への出店を果たしています。

青山通りに面したビルの10階でエレベーターを降りると、
すでにそこは瀟洒な邸宅のエントランスのような雰囲気、
笑顔のスタッフにバーコーナーのあるカフェスペースへ通されます。



気取ったインテリアではなく、むしろ品のよい家庭的な内装ですが、
スタッフも含めいい意味での緊張感に包まれています。
そして、上階のダイニングへ案内されます。

四角いテーブルには十字にクロスを掛けられ、
4隅にムクの胡桃材?の天板が見えています。
椅子は金属パイプに、座と背が革張りになっていて、
ちょっと思い付かないオチャメなキッチュ趣味です。

ありきたりの物でも、ちょっと見方を変えて料理すると、
新鮮なものが出来上がると言うオーナーの考えによるものでしょうか?



頼んだ昼のメニューはプリフィックスで4,500円、
オードブル2品、メイン、デザート、コーヒーで、
それぞれアラカルトメニューからチョイスします。
地中海料理という事なので魚中心に選びましたが、飲み物で迷いました。

最初にスタッフはアペリティブのメニューを持って来ましたが、
そんな昼間っから本格的に飲むつもりはありません、
しかしワインを飲まずしてフレンチを食したとは言えません。
そうはいっても、
グラスで頼んでところで料理が来る頃にはなくなっているでしょうし・・・。
結局、ワインリストをお願いし、
銘柄ではなく右側に書いてある数字の一番控えめものを頂く事にしました。

そして、
グラスに残るワインを心配する事なく、
ほぐした鱈のグラタンや蒸焼きにしたアンコウなど、
匂い立つほどの美味なる料理を堪能しました。
また、デザートは、
2006年パリの「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」時代に、
フランスデザートチャンピョンを受賞した、
パティシエ田中真理さんのスペシャリテ、
ピスタチオのアイスクリームがたっぷりの旬の香り高い苺で彩られた芸術品、
見て美しく、食べて感動の心に残るものでした。

あと、
陽気なスタッフの人が、
忙しそうにしている割には何かと話し掛けてきて、
料理や内装の事などを事細かく教えてくれました。
楽しい時間を過ごさせてもらいましたが、
彼はパリへ行ったら沢山チップが取れるんじゃないかと、
サービス料のない東京のブノワで妙な案じ事をしてしまいました。


BENOIT(ブノワ)東京

東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
TEL 03-5468-0881

nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(2) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 3

コメント 2

おちあい

ブノワ行きました。
窓際の席だったので、眺めも良くて、
素晴らしいと思いました!

次回は、10階のほうも行ってみたい
ものです。


.
by おちあい (2007-03-11 21:05) 

pocari

素敵なお店ですね。
機会を見つけて行ってみたいと思いまーす。
by pocari (2007-03-13 05:59) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2