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「THE 地球防衛軍2」:スコープを通してオマエを見る [ゲーム]

 さて、受験も選挙も大切なわけですが、地球を防衛することも大切なわけです。・・・ゲームですけどなー。
 前回の記事ではペイルウィング一択で使っていると書きましたが、だいぶシナリオも進んできたので気分転換に陸戦兵にも手を出しました。彼らの基本的な性能の違いなどは前回の記事で説明しましたのではぶきますが、結果として陸戦兵は陸戦兵で大変に楽しいことを発見いたしました。

 陸戦兵のウリは防御力の高さと側転による緊急回避が使えること。そして火器(特に遠距離兵器)の性能がペイルウィングよりはるかに上ということでしょうか。ま、ペイルウィングはそもそもドッグファイト(空中接近戦)用ですから。
 空を飛べない分、地上をてちてち移動しなくてはならないのですが、緊急回避用の側転だと素早く移動できるので、普段から側転で移動しています。これだと実際ペイルウィングとそう変わらない速度で動けます。ひたすら側転する男。はたから見るとかなり間抜けですが、ゲームではよくあることなので気にしない。
 まあ、いかんせん障害物(ビルなど)はどう頑張っても乗り越えられないという問題はあるものの、慣れるとこの側転移動はなかなかにやみつきでございます。敵の攻撃、ビームや噛みつきなどを側転にて華麗にかわした時など、オレってカッコイイと思えること間違いなし。


  そして陸戦兵は様々な火器がもう一つの魅力なのですが、中でも気に入ったのはスナイパーライフルです。一発の威力が高い遠距離兵器。しかし私はコレを中-近距離でも振り回す。つまりあくまでも一撃必殺が好きというあたり、非常によく性格が現れております。私の人生、いかに少ない労力で最大限の成果をあげるかということに、思考の大半が注がれてきました。一言で言うといかにサボるか・・・いやそんな威張れない人生話はどうでもいいんですよ。
 ペイルウィングではこのゲームをアクションとして楽しんでいると書きましたが、陸戦兵の場合はまさにシューティングの醍醐味を味わっています。スコープを覗き込んで敵の中心とポイントが重なった瞬間、トリガーを引く。この快感が存分に味わえます。

 スティーヴン・ハンターの「極大射程」という、元スナイパー(狙撃手)を主人公にしたハードボイルドの名作があるのですけど、その中で書かれていたスナイパーと獲物とのスコープを通しての精神的なつながり。あれはまさに本当だったのだと、私はこのゲームをプレイしながら実感しました。
 この場合、獲物は目があるヤツのほうがいいです。たとえばクモとか(目は四つもある)。スコープを通して相手と目が合う、その瞬間。「オマエの命はオレが握っているんだ」という、なんともいえない熱いものがこみ上げてくるのです。それは決して愉悦だとか残虐性だとかではありません。ただなんとも不思議な、精神的つながりです。・・・はたして巨大生物(虫)に精神は存在するのかという問題はさておき。
 決して一方的な殺戮ではないのです。このポイントを外せば、次には敵はこちらに飛びかかってくるだろうし、そうなったらやられるのはこちらです。ただ一瞬、この一瞬で勝敗が決まる。スコープを通して、生と死が交錯する。一対一の勝負の世界です。そしてスコープのポイントが合った瞬間、勝利を確信してから実際に引き金を引くまでのほんのわずかなタイムラグに、私は永遠に近い何かの存在を感じるのです(ぐっ)。
 いやこれは熱いです。


  他にもアサルトライフルを手に多数の敵に向かってとにかく乱射、接近戦で敵をなぎ倒すだとか、一発では倒せない相手には素早く二連発で弾丸を叩き込み、おおこれがダブルタップってやつかーと感動するとか、同じく接近戦でもショットガンを手に無数の弾丸を同一目標に向けて発射し、完膚無きまでに打ち倒す(&ポンプアクション付き)だとか、実に濃いガンアクション(シューティング)が堪能できます。

 ペイルウィングだけでも充分に楽しいと思ったのに、まだこんな世界が広がっていたなんて・・・。いや本当に二千円のこのソフトはお買い得ですよ。名作「極大射程」とセットにて、お薦め致します。

SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE 地球防衛軍2

SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE 地球防衛軍2

  • 出版社/メーカー: D3PUBLISHER
  • 発売日: 2005/07/28
  • メディア: ビデオゲーム
 
極大射程〈上巻〉

極大射程〈上巻〉

  • 作者: スティーヴン ハンター
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 文庫

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