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分解の美学 [テレビ番組]

 最近のNHKは何かすごい・・・と感じるこの頃です。会長の一件とかいろいろあって、ネジが吹っ飛んでしまわれたのでしょーか。今日もふとBS-hiを見ていると、「徹底分解伝説のレーシングバイク」-世界最小 6気筒エンジンのすべて-などという番組が。
 1960年代に活躍した伝説のレーシングバイク、ホンダRC166を、専属メカニックさんごとスタジオに呼んで徹底的に分解してみようという、非常にマニアックな番組でした。冒頭煽りのナレーションが、「精密機械って、いけないと分かっていても分解したくなりますよねえ」という・・・すでにいいのかそれ的雰囲気漂いまくりの、素晴らしい番組でしたよ。

 私は車好きですが四輪専門で二輪はまったく無知なのですが、それでも一つ一つ取り出される部品の美しさには目をみはりました。チタン製のハンドル(1960年代ですよ)、レーシング用ドラムブレーキ、エンジンの中まで分解して6つのピストンが精密に連動して動く様子など、まさに垂涎。
 こうした物は普通雑誌や書物の図解でしかお目にかかれないのですが、映像だとやはりとても分かりやすくて、エンジンのしくみなども今まで表層的にしか理解できていなかったのがすっと頭に入りました。
 繰り返しますが私は二輪にはほとんど興味がないんですけど、それでも目が離せなくて。最高の工業製品とは美なのだなと思いましたよ。またそれを分解しテクメカニックさんの動きもとても滑らかで、見ていてうっとりする職人技。

 しかしこのような番組をゴールデンタイムに2時間やってしまうNHKは、やっぱりどっかに頭ぶつけたとしか思えない・・・。どうかそのままでいてください。
 この番組はDVD-RWにも焼いて、有り難く末永く保存しようと思います。そして車や二輪好きの知り合いに見せて自慢するのよふふふのふ。・・・なんかねー、最近邪念が多くて自分でもどーかと思いますよ、ホント。


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