新選組もの:漫画と大河 [漫画]
またしても台風接近。そして台風の最中に私は歯を抜きに行くことに。そうなんですよ、親知らず抜歯は今日じゃなくて明日なんですよ。↓みたいなことは前日にでもやればいいものを、無駄に一日怯える時間を増やしているという……とても自分らしい気もしますが。そんな自分らしさはイラナイ。
おくればせながら大河の新選組にはまったので、その延長で他の新選組関連の書籍をあさったりもしています。先日は漫画が読みたくなって探しに行きましたが、今新選組題材の連載って多いのですね。各誌一つくらいはありそうで驚きました。
そんな中買ったのは斎藤岬さんの「ひなたの狼」です。私はこの方の絵がとても好きで。全体的な線の感じや散った毛先の柔らかさがたまりません。別館にあるエルロンド様はお美しかった……。
漫画は土方歳三が主人公で、なにかとても女性的なのが新鮮です。女性的な土方、それはあまり見なかったような気がする。他のキャラクターもみな今風の髪型だったりして、とりあえずビジュアル的には面白いかなと。話はまだ始まったばかりのところで、これからですね。
史実をどれくらい取り入れてどれくらい創作でいくのかが、まだ定まっていない感じがしますので、そのあたりで路線をどう選んでいくかに注目しています。女性的な土方は魅力的なので、そういう大胆な脚色(解釈)路線でいいんじゃないかなあとか、勝手に思ってますが。
歴史物だと、この「歴史そのままと歴史離れ」は誰しも悩むところみたいですけど。
大河の新選組も創作がすぎるとよく批判されていて、私もそのような先入観を持っていましたが、いざ見始めるとむしろ真面目なほどに史実は追っているんですよね。ただ史実と史実の隙間(記録に残っていない部分)は、むしろ大胆なほどに新機軸を打ち出して埋めていたりしますけど、それはそれで魅力的です。メリハリが効いているというか。
そもそも新選組は歴史の敗者ですし、あまり確実な資料は残っていないので、「史実じゃない」と決めているほうが先入観にしばられているというか。史実というより、いわゆる司馬史観だったりして。……司馬さんの著作は好きですけどね。
次はいよいよ龍馬暗殺。胡散臭い狸親父な岩倉具視や、木訥でありながら底知れぬ策士でもある西郷隆盛といったオソロシイ方々に囲まれて、結局誰が龍馬暗殺の下手人となるのか。今からドキドキです。