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十里木方面の林道@殿様バッタくん [林道ツーリング]

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 先週乗れるようにしておいたF5B殿様バッタくんですが、早速昨日雨上がりの日曜に、今年初にして事故後最初の林道ツーリングに出かけてきました。当初は最近とんとご無沙汰の甲府北部のクリスタルライン方面を色々走って調査してこようと思いましたが、ネットで確認すると、あの一帯はどの道もゲートがあって、4月25日以降でないと冬季閉鎖されたままなんだそうです。中でも大弛峠の川上牧丘林道は5月31日までだそうで、随分と冬季に雪が多いのか、夏から秋までしか走れないんですね。こうなると仕方ないので、一転して大好きな茂来方面に行こうかとも思いましたが、佐久の方に行ってたっぷり走るためには朝5時には出発しないといけません。でも、前日は雨だったので、バイクをMyハニーちゃんに積んで準備しておくこともできず、実際起きたのも6時で、結局遠出は諦めました。で、手頃な距離でたっぷり走れそうなところと言ったら、1年半前に「趣味人倶楽部」のコミュで知り合ったマサさんらと共に出かけた新しい「民有林林道愛鷹線」の辺りが適当かと思いつつ、以前走らなかった天照教林道周辺の十里木の林道地帯を詳しく走ろうと決めて、6時40分に出発しました。
12年4月14日忍野富士方面A-520.jpg
 今回拠点にするのは国道469号沿いにある「こどもの国」に近い、板小屋林道(舗装)をちょっと入ったところにあるスペースですが、東名御殿場ICを下りて20kmくらい下道を走りましたが、8時過ぎには到着できまして、早速バイクを下ろして準備万端です。
 バッチリ走れるようにしておいたF5B殿様バッタくんですが、ここで何度かキックしてもイマイチかかってくれません。チョークを引くと、一度かかりつつも、直ぐにももも~となって止まってしまい、またチョークを引くと完全にプラグかぶりでサッパリだめになってしまいました。丁度坂道なので、しばし惰性で下りつつエンジンをかけようとしましたが、傾斜が緩めで、350TRの強いコンプレッションに抗してクランクを回すだけの力がなくて、林道入口まで下ってもダメでした。国道に出て西に進むとしばらく下り坂なので、それを利用してみますが、やっぱダメ。仕方ないので1kmくらいをヒーヒー言いながら徒歩で戻り、Myハニーちゃんを取ってきて、バイクを載せて再び戻りました。今度はもうちょっと高いところに車を止めて、さらに新しいプラグを引っ張り出して取り替えてみますと、あっさり始動。プラグのオイルかぶりが原因なんでしょうが、このプラグも比較的新しいものでした。でも、一度ダメになったプラグは拭いても焼いても使えないのが不思議です。磨けば良いのでしょうが、ペーパー等のヤスリは持っていないってないので、確認はしていません。
12年4月14日忍野富士方面B-520.jpg
 無駄に時間を浪費してしまいましたが、とりあえず無事に走れるようになって、板小屋線を下って笹塚線の分岐を折れます。ここは初めからダートで距離は長くないものの、腕慣らしには持って来いです。ただし、撒き砂利が多目で、気を抜くと滑りやすいですね。
 笹塚線を出ると、左に双ツ山線があって、こちらに入ってすぐに右に折れて高塚線に入りました。これは地図のようにまた双ツ山線に戻れるので、ぐるりと一周できちゃいます。とりあえず今度は反対に延びる大峯線を走りますと、この地図には出ていない正月平線に出ました。それを抜けると教植線につながって戻れます。
12年4月14日忍野富士方面C-520.jpg
 まだ、本線とも言うべき岩倉線を走っていませんでしたので、今度は西に進んで一旦岩倉線を抜け切ってみました。結構鬱蒼とした中を抜ける道ですが、なかなか雰囲気の良い砂質の強目なダートで、そこそこの距離も楽しめます。途中、GEのビデオカメラで走行シーンを撮ろうと、ハンドルに挟んでおいたクランプにカメラをセットして気持ち良く走りましたが、出口でビデオを確認すると液晶画面が切れていました。「あぁ、またフリーズしてやがったのかよ!\(`д´)/」とガックリですが、フリーズを元に戻すためにはメインスイッチを2秒間押せば良いと記憶していましたが、やっても無反応。「クソー!ぶっ壊れやがったかいっ!」と思いつつ、カメラをしまって林道を戻り、今度は横道下線を使って東に進みました。そこで気付いたのですが、マフラーの後ろに取り付けるオプションのパイプが外れて消えているのを確認。「うわぁ~、せっかくeBayで見付けて取り寄せて初めて使ったのに、使い始めのその日にパーかよっ!」とガックリでしたが、撮った画像を確認すると、どうも最初の方で落とした感じが大でした。とりあえず板小屋線の方に戻ってみることにしました。
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 笹塚線を抜けて板小屋線の舗装区間に入ると、ジムニーが下から上がってきました。こちらもその後を進むと、ちょっとして舗装路の真ん中に黒い物体が! ナンとあっさり見付かってくれましたが、ジムニーに踏まれることなく、ほとんど傷もない状態でしたので、「こりゃ、今日はラッキーだぞ!(^∀^)v」とニコニコでしたが、実はこの後でトンでもない「オチ」が待ってました。
 それはともかく、一旦マフラーのテールエンドのオプションパイプを車に置いて、もう少しまだ走っていない道をチェックすべく教植線の西側の道と蛇窪線を走ってみました。蛇窪線はゴミ処分場を建設予定のところに出る道で、そのために工事中となっていましたが、厳重なゲートはなくて、作業していない日曜日なら問題はなさそうでした。ただし、短いのであっと言う間に終わってしまいますがね(^o^)。
12年4月14日忍野富士方面D-520.jpg
 一通り天照教林道(岩倉線)方面をくまなく走り、今度は国道の南側を走ろうかと思いましたが、燃料がリザーブになってしまったので、このままバイクでGSまで行けるかどうか不明だったこともあり、ここでまたビッグホーンをMyハニーちゃんに積んで、GSまでしばらく走ることになりました。
 燃料を入れ終わったのが正午頃で、既に林道は70km以上走っていました。
 国道を西に戻り、十里木CCの対面にある国有林林道愛鷹線の入口付近の広くなったところに車を止めて、ここでバイクを下ろします。ここも前にマサさんに教えてもらった道ですが、その際はただ一気に抜けただけでしたから、今回は支線も走ってみようと思いました。
 この愛鷹線は、従来から知られていた山の南側を走る「愛鷹林道」とは異なり、西側を南北に走る道です。ここは南側から大棚の滝駐車場までの区間こそゲートがありませんが、そこから北の十里木までの区間は、途中下(と言うより西)から上がってくる道との分岐でも、ことごとくゲートが設けられています。幸い、バイクは脇から抜けられるレベルのもので、実際、当日も反対側からツーリング中の皆さんが出てきました。でも、この道は封鎖している訳でもないようで、途中何台もの普通車やジムニー等と出会いましたし、真ん中の分岐付近では、猟師の方が開けたのか、ゲートが開いていました。一部の人にだけ鍵を与えているのでしょうが、猟師の人はともかく、ジムニーの人やトレッキングを楽しんでいる皆さんは仕事で利用しているとは思えませんね。なぜ普通に公開してくれないのか、どうも釈然としませんが、まぁ、林道の封鎖は別段ここだけではないですから仕方ないですね。
12年4月14日忍野富士方面E-520.jpg
 途中、富士山の絶景ポイントがあるんですが、上の写真の通り、どんよりとした雲が覆っていて見えませんでした。一旦最後まで抜け切りますが、この道は小粒の砂利が一面に撒かれていて、グリップは非常に悪いです。ですので、コーナーで寝かし込むとすぐ滑り出すので、充分速度を落としてコーナーに入り、出口から加速するようにしないとリアが流れてフラフラしちゃいます。
 戻りながら茅尾根線の分岐を見ると、ゲートが開いていて、早速入りましたが、しばらく先で猟師さんが1Boxで来ていて、散弾銃を持ってこれから狩に出るところでした。この茅尾根線がどこまで続くか伺うと、「この先ちょっとで行き止まりだよ」「こっちから向こうは猟をするから危ないよ」とのことで、ここは素直にUターン。
 今度は反対側の間門線を下っていくことにします。こちらの道はゲートは一切なし。愛鷹線よりずっと凸凹しているのに、封鎖していないのはナゾですね。しかも、下からこの道を登ってくると、最後は左右の愛鷹線と真っ直ぐの茅尾根線と3方向がゲートで、結局行き止まりになっちゃうのですから、かえって何のためにここだけ開放しているのか意味不明です。
 とにかくこの道を下り始めると、突如エンジンが「ももも~」となりました。「エンブレを使い過ぎてプラグがかぶってるのかな」と思い、アクセルを開けますと、一時良くなるものの、2度目にはしっかりした爆発がなく、そのままエンストしてしまいました。何度キックしてもかかりませんので、少し路肩が広くなったところに寄せてプラグを抜いて接点を掃除してみますが、朝と同じくどうも火が飛んでいないようです。「なんだよ~、こんなところで~!」と思いましたが、幸いなことにこの道は下の県道までずっと下りなので、とりあえず惰性で下りつつ勾配の強いところではギアを入れてクランキングさせてエンジンをかけようとしますが、やはり火は飛んでいないようで「ももも~」となるだけ。ついに集落まで出てしまい、どうにもならないのでそこで電気系をチェックすべく、ガソリンタンクを外して点火コイルをチェックしたり、メインハーネスの接続を確認したりしましたが、全く変わりはありません。おかげで時間もかなり経ってしまい、仕方ないのでまたJAFのお世話になりました。1時間近く経ってJAFの方が来てくれて、バイクを積んでMyハニーちゃんの置いてある十里木側の林道入口まで運んでもらいましたが、さて車の鍵をと思ってポケットに手を入れた瞬間「ガビーン!( ◎д◎)」、な、なんと車のキーがなくなってました(ToT)。出発時に車のドアを閉める時、「キーは持ったな」と確認して出たのを覚えてますから、間違いなく林道に入ってJAFを呼ぶまでの間にどこかで落としたのでしょうが、可能性としてバイクをいじった間門林道の途中と、それを抜け切った集落の舗装路上、JAFを待っていた橋の付近、ジュースを自販機で買った県道の辺りが怪しいので、JAFの方の好意でまた戻ってそのポイントを探して回りましたが、結局ダメ。走行中に落とした可能性が高いですが、ズボンのポケットに入れていたはずですから、そう簡単に落ちないはずなんですがねぇ…。でも、現実になくなっているのだから、やっぱそうなんでしょうが、最終的にJAFの方が緊急時専門の鍵屋さんを呼んでくれました。JAFの方はドアの鍵だけ開けてくれましたが、メインキーはハンドルロックのせいでやはり無理だそうで、鍵屋さんに任せるしかなくなりました。その後、暗い中を1人で1時間半近く待っていると、やっと鍵屋さんがやってきて、あっさり10分ほどで合鍵を作ってくれました。ただ、料金がJAFの方が1万5千円くらいかかると言っていたのが、実際は2万1千円で、より高価でした。緊急時なのでどうにもなりませんが、さすがに高いですよね。
 それにしても、朝、マフラーのテールピースを落として、それがあっさり見付かって「ラッキー!」と思ったのに、終わりは突然のエンジンストップ&車のキーの紛失で、しっちゃかめっちゃか。キーを落とすとは、正にトンだオチだった訳です(笑。

※「追記」で当日走ったルートのGPS画像をアップしておきますね。

12年4月14日忍野富士方面Map1-800.jpg
 こちらが午前中に走った旧天照教林道方面のマップです。
12年4月14日忍野富士方面Map2-800.jpg
 こちらは民有林林道愛鷹線と、その支線になる間門線です。愛鷹山の南部に古くから知られた愛鷹林道が東西に走っていますが、ここはチェーンゲートだけの緩い封鎖です。いずれにせよバイクですと走ることは可能です。

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HIRO

こんにちは。
リハビリランが、大変な事になりましたね。
怪我が無かっただけ”良し”とするしか無いでしょうか?

それこそ、キーリングでバイクのキーとかと一緒にする位しか無いですね。
by HIRO (2012-04-16 21:56) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、お早うさんです!
そうなんですよ、朝イチから徒歩で坂道を戻り、帰りにはあのオチですから、本当に滅茶苦茶になりました(笑。
でも、合計で130kmくらいは走ってますから、ダートも100km近く走った計算ですね。
結構往復しているところもありますけどね。
それにしても、電気系はどこが逝ったのかサッパリ不明です。
CDIでも逝ったのかなぁ…。
シンプルな構造なので、そうそう難しくはないのですが、タンクを外して見えるところは全部チェックしても分かりませんでした。
オルタネーター内のコードがどこかで切れているとも考えられますが、エンジンも少々クラッチが滑っていたので、使っていなかった方のものを使うようにして、電気系もそちらを使おうかと思います。
by トプ・ガバチョ (2012-04-17 08:54) 

くっさん。

ありゃりゃりゃでしたね。
昔、ベンツで鍵のとじこみをして、JAFで開けられずに、ヤナセに電話したら、「三角窓が一番安いですから」と言われました。
もちろん割ってくださいってことです(^^;
トプ・ガバチョさんもハニーちゃんも、走り回るぐらい治られたようで、少し安心しました。
by くっさん。 (2012-04-17 22:26) 

トプ・ガバチョ

>くっさん、ちわっす!
ホントにもう、「ありゃりゃりゃ」でしたよ~(^∀^)。
バイクは林道走行中に突然点火しなくなるし、キーはなくなるしで、JAFを待つ時間&鍵屋を待つ時間の長いこと。
特に後者は日が暮れてからの寒い時間でして、位置が分かるように車から出て1.5時間ほど道沿いに立っていたので、風邪を引いてしまいましたよ(笑。
車の鍵と一緒になくした実家の鍵ですが、スペアキーを作りに行ったら、その場ではできないタイプのもので、それだけ4200円もしました。
鍵の出張屋に払った2.1万円ともども、結構な出費になっちゃいましたが、さすがにベンツのような高級車ではないので、MyハニーちゃんのドアもあっさりJAFの方が開けてくれましたし、ハンドルロックさえ何とかなれば、スペアキーを作らずに帰れたんですけどねぇ…。
今度からは財布に一本スペアキーを突っ込んでおくようにします。
by トプ・ガバチョ (2012-04-18 10:12) 

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