そういえば、「新婚旅行」。結婚について考えされられる映画たち [映画観賞記]
ふと気づいたら、ドイツに行ったときに飛行機の中で見た
映画について書いてませんでした。
今回、JALのフライトを選んだのはセントレア発ってことも
あるけれど、ディスプレイが個別に付いているっていうことも大きい。
やっぱり、SQに慣れてるとね・・・。
まず、行きに見たのはこちら。
いやいや。泣きました。ちょうど号泣しているときに
ワゴンサービスが始まり、CAと目が合って、ちょっとばつが悪かったです。
若年性アルツハイマー病に侵された広告代理店の部長が、
病気と向き合い、喪失を乗り越えていく姿を描く。
その彼を献身的に支える妻の愛も大きなテーマ。
公開期間中に映画館で見たっていう後輩と話してましたが、
この映画ってみんな泣くところが違うみたいですね。
俺が泣いたのは、病名の宣告を受けて自殺しようとする渡辺謙を
自分の親の体験をもって担当医ミッチーが独白して諭すシーンとか、
娘の結婚式のスピーチを無事にやり遂げた時のシーンだとか。
結婚式のところとかは、自分の周囲の人々に当てはめて
感情移入しちゃったので、余計に・・・。
これから結婚式を挙げようという身には、これから二人で
何があっても支えあいながら生きていかなきゃいけないんだと
改めて認識させられる映画でした。
昔の南極物語とリメイク版の南極物語も見ようとしたんですが、
両方とも途中で寝ちゃいました・・・。
続いて、帰り。帰りはしっかりと2本見ましたよ。
まず、1本目はこちら。
マッチポイント (Yahoo!ムービー / 夏休み映画特集)
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/typh/id324444/pidview006/
元・テニスプレーヤーのクリスが、レッスンコーチについた富豪のトムと
親しくなる。家族ぐるみの付き合いをするうちに、父親に認められ、
大会社の役員に抜擢されたり、更に妹のクロエと結婚したりと
順風満帆のクリスだったが、トムのフィアンセ・ノラに心を奪われて
しまい・・・。
日本では今度の週末8月19日に公開されるこの作品。
「先行上映」のマークがあったので、喜んで見ました。
公開前なので、ネタばれを避けますが、
結末には、「マジかよ。そんなのあり??」って正直思いましたね。
ある意味ありえないけど、映画ならではかな。
俺も、クリスみたいな幸運な男になれたらなというのも
率直な感想。
この映画も結婚観についても考えさせられました。
アメリカ人のノラがイギリス人家庭のトムの家に受け入れられない
さまだとか、女の幸せは子供を産むことだと考えているクロエたち。
そして、なによりも子供と家庭を守るためだったら、何をしてもいいんだ
っていう倫理観。
ちょっと首を傾げたくもなりますが。
一眠りしてから見たもう一つが、こちら。
以前、ブログでも紹介したことがあるこの作品。(ここ)
イギリスの冒険家ジョン・スミスとネイティブアメリカンの酋長の娘
ポカホンタスの実話を基にしたラブストーリー。
映像美が話題のこの作品ですが、やっぱりこのスミスとポカホンタスの
愛に心を打たれましたね。
スミスは死んだと信じ込み、ロルフ「結婚」し、子供を儲けたポカホンタス。
しかし、彼女の心にはずっとスミスが居続けて、私が「結婚」しているのは
スミスとだと言う。
心から愛することが「結婚」。
婚姻届にはんこを押すことが「結婚」?
結婚式をすることが「結婚」?
3年の同棲を経て、入籍をし、ドイツで二人だけの
(正確には友人2名列席ですが。)
挙式をあげてきた身としては、これまた「結婚」とは
なんだろうと考えざるを得ない作品でしたね。
まるで、JALが俺のために映画リストを選んだんじゃないかと
思うようなこの作品たち。
今の気持ちを大切に、これから何十年と生きていこうと
心に誓って家路についたのでした。
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