ダージリンの品種 [紅茶]
ダージリン・ファーストフラッシュばかりを飲んでいる毎日ですが、
ダージリンの茶樹の品種についてお話したいと思います。
紅茶の茶樹の品種全般に言えることではありますが、
ダージリンには、主に中国種、アッサム種、クローナル種という3種類の品種があります。
それぞれの特徴は、
中国種・・・・・・・・茶葉の長さが6~9cmと小さめなので、小葉種ともいう。
もとは、中国の茶樹の種子から育てられたもの。
葉肉は薄く、渋み成分のタンニンは少なく、旨み成分のアミノ酸が多い。
寒さに強く、寒暖の激しい場所で育つため、
味わい深く、滋味があり、余韻が長い。
アッサム種・・・・・茶葉の長さが12~20cmと大きめなので、大葉種ともいう。
原産はインドのアッサム州に自生していた茶樹。
暖かい場所で育ち、紅茶向きの品種。
葉肉が厚く、タンニンが多く、アミノ酸は少なめ。
クローナル種・・・香り、味、収穫高など、それぞれ優れた性質を持った茶樹を掛け合わせたもの。
大胆でわかりやすく、華やかでインパクトのある味と香り。
他に、中葉種である、中国交配種とアッサム交配種というのがあり、
両種を種子から掛け合わせることにより、
中国種の持つ特徴の方が多ければ中国交配種、
アッサム種の持つ特徴の方が多ければアッサム交配種といいます。
古い農園ではかなりの樹齢の中国種がまだ栽培されていますが、
50年以上前から純粋な中国種の新しい茶樹は栽培できていないそうです。
というのも、中国種に比べ、他の品種は生産量が高く、厳しい環境にも強いため、
現在はアッサム種や、新しく開発された交配種が増えていっています。
よって、純粋な中国種のみで作られたダージリン紅茶は、一般的に高値で取引きされているそうです。
今日飲んだお茶は、ルピシアの春摘みダージリン、キャッスルトン06-DJ1、
ルピシアのシンブーリ06-DJ10、
ルピシアの沖縄新茶さえみどり2006。
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