ロットナンバーとは? [紅茶]
ダージリン紅茶の名前表記の意味をご存知ですか?
例えば、「スタインタール05ーDJ1」。
「スタインタール」とは、インドのダージリン地方にある農園(茶園)の名前。
「05」とは、2005年に作られたお茶の意味。
「DJ」とはダージリンの意味。
その後の数字はロットナンバーと言われるものです。
ダージリンでは早くて2月からお茶摘みが始まるのですが、
お茶の芽が伸びては摘んで、伸びては摘んで、
100kg程度のロット(生産単位)ごとに通し番号が付けられます。
この番号は製造の順番を意味しており、
DJ1はその農園で今年初めて作られたダージリンということでとても貴重ですが、
必ずしもおいしいとは限りません。
お茶はどんどん成長していくものですのでそれによって味も変化していきますし、
製茶の時期や茶樹の品種・樹齢、標高などにより味も変わります。
11月摘みのオータムナルともなれば、大きな農園ではDJ600にもなります。
このロットナンバーがついていることにより、
どこの農園でいつ摘まれたかということまで限定されたお茶ということになります。
このロットナンバーがついておらず農園名だけというものもありますが、
これはその農園のロットをブレンドしておいしい味を作るというもので、
農園ごとの個性がよく出ています。
ダージリン・ファーストフラッシュとしか書かれていないものは、
農園は限定せずに、安定した品質を保ちつつ、春摘みらしさがよく出るよう、
その会社がオリジナルでブレンドしたもの。
ただダージリンとしか書かれていないものは、夏摘みか秋摘みが多いようです。
今日飲んだお茶は、レピシエの抹茶きらら玄米茶のアイスティー。
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