「海外ブラックマップ」世界一危険な都市は? [本ノンフィクションいろいろ]
- 作者: 嵐 よういち
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
- 7.5点
海外で危険だと言われている都市に行って見るという旅行記。
本書で最も危険とされている南アフリカ共和国のヨハネスブルグなどはシャレにならないぐらい怖い(^^;)。
街中を歩いていて突然「金を出せ」とか言われるならまだまし。突然殴られたり、タックルされたり、とにかくまず暴力ありな事も多いらしい。
その上、大人数で歩いていれば大丈夫の法則も成り立たない。10人で歩いていれば、相手は10人以上で襲って来るとか。北斗の拳のような弱肉強食の世界。
南アの都市では、ここの他ケープタウンも取り上げられている。
アパルトヘイトは撤廃されたけど、高い失業率(特に黒人)が、治安の悪化に拍車をかけている。大きな問題が解決されたとしても、その先の道はまだまだ長いのだなぁと思った。
ヨハネスブルグやブラジルのサンパウロのように危険度が高い都市では、どんなに旅慣れた人でも危ない。とにかく、強盗被害にあうかあわないかは、運次第というのが怖い。
ブラジルではお金を貰って殺人を請け負う会社が最近摘発されたみたいだし、警官も宛にならないというのも怖い(治安の悪い所の旅行記などを読むと、警官によって金品を・・というのもよくあるらしい)。
ジャマイカのキングストンのように、暴力や脅しで金を奪うほかに、親しげに話し掛けてきて仲良くなると脅してくるというパターンも嫌だ。
また南米ではアジア人に対する人種差別がかなり酷いというのは知っていたが、南米のリマ(ペルー)の話などを読んで、思ったよりも露骨なんだなぁと思った(日本人宿だとわかると嫌がらせをされるとか)。
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