SSブログ

矛盾・・・TOEIC受験のバカらしさ [技術英語の実務@世界のF社&H社]

過去記事の再アップです。
実体験から本音を書いています。
不愉快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
異論・反論・オブジェクションがある方、コメントください。
建設的に議論致しましょう。
 


英検やTOEICでは「×」になる用法にもかかわらず、実際にはネイティブが使っていることがあります。
矛盾ですよね。
日本語にも同じことが言えます。

一時期「ら抜き言葉」が毎日のようにマスコミに取り上げられ、大論争になりました。
しかし、今やNHKアナウンサーまでが「ら抜き」。
でも、教科書的にはいまだに×

「どっちが本当なの?」
そんなことはもう話題にさえならなくなってしまいました。

VOA等の完全生英語のニュース記事を読んでいても、辞書的には「誤り」とされている表現にゴロゴロとぶつかります。
ある1つの表現をとっても、ネイティブ同士でも使い方・見解が異なる。
これは、toshikdc さんご紹介のサイト「英語の冒険」を読んだ際にも強く感じました。
(「文法・表現」をご覧ください。)
http://www2.netdoor.com/~takano/english/english_index.html

ネイティブの使う生英語は、言うまでもなく、教科書通りではありません。
特に、英米豪の違い、方言、個人差については。
辞書が間違っているのか、文法書が間違っているのか、そのネイティブが間違っているのか、何が正なのか。
そこを追いかけていくと、英語がわからなくなってしまいます。
無限大なんです。

僕の実体験からお話しましょう。

僕の知るアメリカ人ネイティブは文学部卒です。
言ってみれば米語の専門家です。
ところが、彼の英語に「?」となった時があります。
anyway を anyways と書いてきたのです。
辞書を見ると「誤用」とありますし、「タイプミスだろう」と思っていたのですが、彼は何度も anyways と書いてくる。

別の例。
自分の書いたレターに明らかな文法ミスを後になって発見。
誤解を招くといけないと思い自己申告したところ、相手からは
「何もエラーはない。エラーがあるんだとしたら、私が文法クラスに戻らなきゃならない。」
との返答。
彼女に学がないのではありません。
元はボーイング社、今はNASAのエンジニアですよ!

そんなこんなで、僕はもうTOEICとか受けるのがバカらしくなってしまいました。
真に実用的な「ニュートラル英語」を目指してます。

こんなサイトを見つけました。
千田潤一先生、そしてTOEIC考案者の言葉が紹介されています。
TOEIC受験に躍起になっている方に、ぜひ読んで頂きたいものです。
http://plaza.rakuten.co.jp/native33/15010


今日の1曲:
ほら、この曲も文法無視ですよ。
コメントに「アメリカ人ってバカ」なんて書かれちゃってますけど。

http://www3.youtube.com/watch?v=X5SAhoK_7Ow&mode=related&search=

歌詞:http://www.lyricsfreak.com/b/bon+jovi/she+dont+know+me_20022144.html


nice!(7)  コメント(9) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 7

コメント 9

oceanbridge

言葉は変化しますよね。ネイティブでも中学生レベルの文法を間違えたりすることも結構ありますよね。
私の経験では、技術的な文章でもないのにネイティブの書いた文章の意味が分からなくて別のネイティブに聞いたらその人も分からないといわれたことがあります。New York Times Weeklyの記事について、ネイティブに時々質問するのですが、ネイティブも明確に分からないことがよくあります。比喩表現とかが使われているのも理由かもしれません。
日本語では、一般的な日本人が、日本人が書いた一般的な文章(新聞記事など)の、文章の意味を分からないということはほとんどないと思うのですが、英語では結構、ネイティブ同士でも分からないということが多いような気がしているのですが、いかがでしょうか。
by oceanbridge (2007-01-12 21:42) 

Kim

とりあえずTOEICや英検を目標にというのは良いんでしょうね。
TOEIC900点の人は、少なくとも400点の人より明らかに英語が出来るのは間違いないんですから。TOEIC高点数だからと安心しちゃいけないと言う事ですね。
by Kim (2007-01-14 10:33) 

Hirosuke

Kimさん、いつもコメントありがとうございます。お返事しようと書いていたら、またまた、ものすごーく長くなってしまいました。ごめんなさい、また記事としてアップします。凄く過激な記事を。
by Hirosuke (2007-01-14 11:50) 

響(きょう)

私には、言葉って、なぜ今の形になったのかをさかのぼっていくと、何が正しいのか迷子になってしまい、何を表現するにも辞書をひいてしまったりするようになってしまいます。
私には、普段使っている日本語なのに、外国語のように未知のものに変わってしまうのです。
by 響(きょう) (2007-01-14 18:16) 

Hirosuke

響(きょう) さん、僕も仕事柄、英語にしても日本語にしても辞書は手放せません。辞書によって「正」「誤」が分かれている場合もあり、言葉の世界というのは本当に無限だなぁと感じています。
昔の文豪達は、概して国語や作文の成績が悪かったという逸話をよく聞きます。全く、テストや試験っていったいナンなんでしょうね。
by Hirosuke (2007-01-14 21:21) 

yoshi

> 僕はもうTOEICとか受けるのがバカらしくなってしまいました。

私が英語を学んでいる「英語どんでん返しのやっつけかた」の著者、根石吉久さんの言葉を紹介させてください。

「語学の本質からすれば、英検3級に合格することは、英検3級の練習のレベルが獲得されたことであり、英検2級に合格することは英検2級の練習のレベルが獲得されたことなのだ。 あくまで、獲得されたものは、「練習のレベル」であって、安心できる結果だと考えないのがいい。」

「英語は一生もの」とも根石氏は言っております。 一度身につけたら一生安泰という意味ではなく、この日本で英語をキープするには、一生やりつづけなければいけない、やらなければ英語はすぐに錆付くという意味です。 Hirosukeさんの言うようにTOEICの点数が上がった下がったで一喜一憂するのは、アホくさいことです。 
by yoshi (2007-04-08 12:47) 

御隠居@横丁

TOEICねえ……。
私の元いた会社は外資でTOEIC960点ばかり集めてましたけどねえ。
みな、けっこう単純ミスしたましたねえ。
LとRが聞き取れない、混用してる人もいましたしね。
あれはなんでしょう。
by 御隠居@横丁 (2008-06-29 11:25) 

Hirosuke

御隠居@横丁さん、ようこそ。
お返事遅くなり、申し訳ありません。
最近、気になるのが、大企業にも warning や award を正しく読めずに、自称「英語得意」な人がいることです。
英国留学していた人が、英語の授業で son を「ソン」と教えていたのにもビックリしました。

by Hirosuke (2008-07-12 06:32) 

のび先生

英語がある程度堪能なら確実にtoeic高得点、英検一級取得は簡単ですが、確かにtoeic高得点、英検一級取得=英語が使えるにはならないですよね。

英語を流暢に使えるようになるのが目標であれば、資格試験は準備段階としては悪くないと思いますよ。その後は、ひたすら実戦の中で慣らしていけばいいわけですから。やっぱり下地がしっかりした人の方が実戦の中での習得は速いです。

by のび先生 (2013-04-13 22:07) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
Copyright (c) LMN研究所 @ tada_de_English 

成績アップ実績.png

140543608_129412765688161_7564095359292908491_n.png


eclipse.JPG


宇宙戦艦ヤマト 2199 (1) [Blu-ray] 宇宙戦艦ヤマト2199 (2) [Blu-ray] 宇宙戦艦ヤマト2199 (2) [DVD]宇宙戦艦ヤマト 2199 (1) [DVD]
20111215105304_00_400.jpg
True Blue Earth.JPG

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。