マイヤーズの『カヴァティーナ』。二回目。 [音楽]
スタンリー・マイヤーズによって作曲された『カヴァティーナ』は、以前にとりあげた。
当該記事。http://blog.so-net.ne.jp/tabibito_j/2007-08-02
とても優しい気持ちにもなれ、心穏やかになる、美しい曲。
時には、涙がこぼれもする。
今回は、前回と違うCDで、聴くことができる『カヴァティーナ』を調べてみた。
マイヤーズの『カヴァティーナ』が、小品であるので、他の曲との組み合わせになるのは、ある意味仕方がない。短い曲だが、珠玉の名曲だと思える。多くの人に、この名曲を味わって欲しいという願いは強い。
今回、その一部であるが試聴できるようにさせて頂いた。御一聴頂けたらと思う。
- アーティスト: オムニバス, アカデミー室内管弦楽団, ブリガー(アレックス), マリナー(ネヴィル), モース(スティーヴ), バルエコ(マヌエル), ドレンガル(オルフェイ), ヘンドリックス(バーバラ), ヨハンソン(ウルフ), エリクソン(エリック), ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/03/03
- メディア: CD
このCDでは、オリジナル版の『カヴァティーナ』が聴けそうだ。EMIからのオムニバス版であるので、その可能性は高い。ジャケット写真が、ちょっと反則気味だ。
収録されている、1. 「ハープシコード組曲」第4番~サラバンド(ヘンデル/ヘイル編) 。これが、私が記事にした曲と同じかどうかは、私は聴いてみないとわからない。ヘンデルの「クラブサン組曲」の第2集の第4曲を、私が気に入っているという記事を書いたわけだが、フランス語でクラヴサン(Clavecin)は、英語ではハープシコード(Harpsichord)であるので、同じ曲である可能性は高そうだ。このアルバムには、私のお気に入りの、『主よ,人の望みの喜びよ(バッハ)』が入っているのも嬉しい。このアルバムの中では、『4. アメイジング・グレイス(黒人霊歌/スン編) 』、『7. 交響曲第3番ヘ長調op.90~第3楽章(ブラームス)』、『12. アダージョ(アルビノーニ/ジャゾット編)』、『16. ゴルトベルク変奏曲ト短調BWV988~アリア(バッハ)』などが、かなり私の好みだ。
次のCDは、二枚組で、EMIのオムニバス版なので、『カヴァティーナ』の演奏はオリジナル版だと思える。
- アーティスト: オムニバス(クラシック), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ドヴォルザーク, カラヤン(ヘルベルト・フォン), サラ・ブライトマン, イングリッシュ・ナショナル・オーケストラ, ヘンデル, ピーターソン, ベイトマン(ポール), フィルハーモニア管弦楽団, エルガー, デイヴィス(アンドリュー)
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/06/27
- メディア: CD
このアルバムで他に私が注目する曲は、『3. 行進曲「威風堂々」第1番ニ長調op.39-1(エルガー)』、『9. ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV988~アリア(バッハ)』、『10. スカボロー・フェア(イギリス民謡) 』、『9. 「オズの魔法使い」~オーヴァー・ザ・レインボウ(アーレン)』、『19. グリーンスリーヴズによる幻想曲(ヴォーン・ウィリアムズ) 』。
私は、『主よ,人の望みの喜びよ』フリークでもあるが、『グリーンスリーヴズによる幻想曲』にも、相当に思い入れがある。
次のCDに行く。こちらもEMIのオムニバス版。
Classicを聴きたくて(3)Lullaby~眠れぬ夜にはやすらぎのララバイ
- アーティスト: オムニバス(クラシック), カン(ハンス), ショパン, リンパニー(モーラ), ドビュッシー, チャン(ハンナ), フィルハーモニア管弦楽団, フォーレ, スラトキン(レナード), ヘイゼル, ロンドン交響楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/06/27
- メディア: CD
コンテンツとしては、『月の光(ドビュッシー)』、『ジムノペディ第1番(サティ)』が入っているのが嬉しいが…。このオムニバス版にはやや物足りないものも感じる。マイヤーズの『カヴァティーナ』が、小品であるので、他の曲との組み合わせになるのは、ある意味仕方がないことなのではあるが。
次のCDは、オリジナルの演奏ではない。
荘村清志さんは、一方的な意味で、私のギターにおける御師匠様の一人だ。
選曲も、ギターならではのものが選んである。『アメリアの遺言』、『アルハンブラの想い出』、『リュート組曲(バッハ)』が数曲。これらの曲はガット・ギターならではの美しい名曲だ。『逝ける王女のためのパヴァーヌ』。この曲も私の大のお気に入り。ビートルズの曲が数曲。ビートルズの曲をガット・ギターで演奏すると味わい深いものがある。最近話題の『千の風になって』も入っている。『アメリアの遺言』、『アルハンブラの想い出』、この両曲は、ガット・ギターならではの作品で、極めて美しい。私もずいぶん弾き込んだものである。たまらないものがある。
御師匠様の最近の作品であるので、Amazonの「ウィッシュリストに追加する」ボタンを押してしまった。
他に、私が気になったCDは、以下のようなものだ。
Winners ~アカデミー賞で聴くクラシック (最優秀作品賞)
- アーティスト: オムニバス(クラシック), グリモー(エレーヌ), ラフマニノフ, フィルハーモニア管弦楽団, グローヴズ(チャールズ), エルガー, コールドストリーム・ガーズ・バンド, スウィフト(ロジャー・G), リール, ケート(エリカ), ムーア(ジェラルド)
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2004/03/03
- メディア: CD
- アーティスト: オムニバス(クラシック), ドレスデン・シュターツカペレ, R.シュトラウス, ブロムシュテット(ヘルベルト), ワーグナー, ヤノフスキ(マレク), グリモー(エレーヌ), ショパン, バンベルク交響楽団, ブラームス, クリヴィヌ(エマニュエル)
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2003/07/23
- メディア: CD
- アーティスト: 福田進一, アーレン, 武満徹, ヨーク, タレガ, ショパン, ヴィラ=ロボス
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2000/09/30
- メディア: CD
武満徹氏には、私は極めて注目している。武満徹氏作曲の『スタバート・マーテル』は、至上の美しさだと思っている。ところが、残念なことに、武満徹氏の『スタバート・マーテル(Stabat Mater)』がCD化されているのを見たことがない。極めて残念だ。「ここで売ってるよー」という情報があれば、教えていただけると、とても嬉しい。民間のオーケストラなどが、この曲をコンサートで取りあげているのは、時々目にしたことがある。ああ、武満徹氏のStabat Materが聴きたくて仕方がない。あれほどまでに美しい曲が、何故にCD化されないのだろうか。
- アーティスト: オムニバス(クラシック), 村治佳織, マイヤーズ, J.ウィリアムス, 大萩康司, ラヴェル, ディアンス, 福田進一, ポンセ, ゴンザレス, サグレーラス
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: CD
マタニティ・クラシック ~クラシック・フォー・ベイビー”Love”
- アーティスト: 胎教・子守唄, 鈴木理恵子, チェコ・フィルハーモニー室内合奏団, ヴィヴァルディ, ウィーン・ヴィルトゥオーゼン, J.シュトラウス, ハラシェビチ(アダム), ショパン, モーツァルト, ハレー・ストリング・カルテット, ハイドン
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2000/10/18
- メディア: CD
ESTELLA(エステーラ)~Kaori Muraji SELF BEST
- アーティスト: 村治佳織, パガニーニ, 福田進一, コスト, レニャーニ, バッチュラー, カッティング, ヘンデル
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2004/02/21
- メディア: CD
- アーティスト: オムニバス(クラシック), 村治佳織, ヨーク, 山下和仁, ソル, 福田進一, タルレガ, 渋谷環, サグレラス, パガニーニ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2004/09/22
- メディア: CD
- アーティスト: チェボタリョーワ(アナスタシア), ジェルトノーク(アンドレイ), マンシーニ, 丸山貴行, 久保田邦夫, レイ, 志賀恵子カルテット, ロータ, バカラック, ルグラン, マイヤーズ
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2004/05/26
- メディア: CD
- アーティスト: オムニバス(クラシック), デイヴィス(アンドリュー), フィルハーモニア管弦楽団, マスカーニ, バルエコ(マヌエル), モース(スティーヴ), マイヤーズ, 安楽真理子, マックスウェル, チョン・キョン=ファ, ヴィヴァルディ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/01/29
- メディア: CD
最近CDも買わなくなりました。(^_^;)
with・・・~言葉のいらないLOVE SONG集~は、聴いてみたいです。
ジャケットもかわいいし。水森亜土さんですね。
あっ、ロードスターわざわざ調べていただいてありがとうございました。
参考になりました。
by chi- (2007-09-17 16:48)
音楽をゆっくり聴く一日もいいですね。
そんな日をつくってみたいです。
by jamaica (2007-09-17 17:28)
chi-さん。おはようございます。
水森亜土さん。懐かしいですね。
chi-さんのロードスターは、フライホイールの軽量化、足硬め。バケット・シート。魅力的ですね。そこまですると、わざわざ高い位置に重りが来るのは許せない気持ちになりそうです。
by 旅人J (2007-09-19 08:57)
jamaicaさん。おはようございます。
音楽はいいものです。自転車などもそうかもしれませんが、自分で楽器を触ってみると、音楽の楽しみがふくらんだりしますね。
by 旅人J (2007-09-19 08:59)
荘村清志氏「愛のロマンス」を聴きました。
くつろいで楽しんで聴くことが出来ました。
アメリアの遺言という曲、昔聴いたことがあって、
題名とその由来を知ることが出来ました。
ありがとうございます。
by manamana (2007-09-19 22:18)
manamana さん。おはようございます。
「愛のロマンス」は、ギターのスタンダードというか、やはり名作ですね。
「アメリアの遺言」は、ギターならではの名作だと思います。もしかすると、演奏してみると特にたまらなくいい曲だと思える曲なのかもしれません。
by 旅人J (2007-09-21 04:35)
この曲好きです!!
映画、ドラマにも使われそうな
心安らぎますね。
by ram (2007-09-30 18:13)
ramさん。ありがとうございます。m(__)m
by 旅人J (2007-10-01 18:23)
いちき りんこ さん。ちえともさん。xml_xslさん。niceありがとうございます。
by 旅人J (2007-10-01 18:25)
マイヤーズの『カヴァティーナ』初めて聴いたはずなのに、とても懐かしい気がして不思議です。美しい曲ですね。何度も何度も聴かせていただきました。ぜひCDも購入したいです。また、すてきな曲を紹介してくださいね。
by にゃん (2007-11-01 23:56)