岡野弘彦氏。 [五七五七七の世界]
私は、10年ほど前に、数回、岡野弘彦氏に直接和歌を教えていただいた経験がある。
2007年8月31日まで、岡野弘彦先生は、皇室の和歌の指導を行う宮内庁御用掛でいらっしった。
-----以下は読売新聞からの引用であります。----
国学院大学名誉教授の岡野弘彦さん(83)。
岡野さんは、83年から約24年間にわたって御用掛を務め、昭和天皇や今の天皇、皇后両陛下、皇族方から和歌の相談を受けた。歌会始の選者も務めている。
-----以上、引用終了。-------
御皇室の方々の指導をされた岡野先生の教えを、わずかな期間であったものの、受けることができた私は、とても恵まれているように思える。
当時70を過ぎられていた、岡野先生は、若々しく、とてもそのようなお歳に見えなかった。
先生がおっしゃるには、本当にいい歌を作るためには、しっかりとした体力が絶対に必要ですと仰られ、毎日10キロ程度のランニングを欠かさないと仰っているのを覚えている。
こちらは、私が持っている本であります。アマゾンでは在庫切れのようですが、NHK出版を通すと新品が手に入れられるかもしれません。アマゾン経由では、古本を手に入れられるようです。
いま、岡野先生の本を探していると、次の本はかなり魅力的に感じられました。
とても貴重なご経験ですね。いい和歌をつくってください。
by (2007-09-06 19:47)
何事にも体力って必要ですね。
by noric (2007-09-06 22:17)
なるほど~岡野先生ってそう言う方だったんですね。
国学院大学の名誉教授と言うのも、折口先生の筆頭弟子でいらっしゃたという事で、なるほど!と思いました。
しっかりとした体力…70を過ぎてもなおそう言われてランニングをするって、すごいですね。
体力だけではなく、その気力が若さの秘訣で、和歌を詠む時の感性の豊かさに生かされてるんでしょうか…。
もちろん長い経験も生かされてるでしょうが…。
あ、若輩者が、色々スミマセン^^;
とてもすばらしい経験ですね、ご紹介いただいて嬉しいです。
by koume (2008-09-05 23:58)
koumeさん。ありがとうございます。
>体力だけではなく、その気力が若さの秘訣で、和歌を詠む時の感性の豊かさに生かされてるんでしょうか…。
御想像はかなり当たっておられまして、和歌を校正し練り上げるのに極めて体力が必要であるという理由と、生命力がしっかりしていないと、「生きた歌」、「活き活きとした生命観が伝わる歌」ができないからだともいわれておられました。また、歳をとっても、若い人にもどきっとするような、相聞歌みたいなものも創れるようでないとダメなのだとも。
koumeさんのような方に、この記事を読んでいただけて、とても嬉しく思います。この記事は、文章がヘロヘロで、申し訳ないきもいたします。
by 旅人J_(wayfarer_j) (2008-09-07 09:02)