風を感じてみませんか? [風を感じてみませんか?]
三日前、私は、書店を訪れた。
その書店にゆくのは初めてだった。
その書店内には、スターバックスが併設されていた。
コーヒーを頂いた後、私の身近で大切な人と本を見て回った。
私が、まだ若かった頃に、愛して止まなかった本に出会った。
二宮康明氏の『二宮康明の紙飛行機集』の第1集から、第5集までが書店に並んでいた。
二宮康明氏の紙飛行機集は、紙面がケント紙でできており、
そのまま、丁寧にハサミで切り取って、
紙用のセメダインを文具店で購入し、
一部の機体には、ゼムクリップを装着すれば、
とても、高性能の、紙飛行機ができあがる。
これが、とても、心地よく飛んでくれるのだ。
きちんと、説明書きに沿って、調節をしてあげると、
驚くほど、なめらかに、心地よく、自分が作り上げた機体が、空を舞ってくれることになる。
特に、この下のリンクの表紙になっているような、
競技用系の機体は、極めて優雅に、空を駆けめぐってくれる。
私の親しい知人は、彼女が、まだ5歳程度の時に、
上記の方法で作った、紙飛行機が、心地よく空を飛んでいたのを、
鮮明に記憶しているといっていた。
それから、15年ほどが経っているのに、はっきりとおぼえているということになる。
みなさまも、この経験をされたら、とても新鮮な感覚を感じられることとなると思う。
あたかも、自分自身が、
空を自由に、なめらかに、
風の中を、大気の中を、
飛行してゆく感覚を覚える方もいらっしゃるに違いないと思う。
きっと、「風を感じられる」と思えるのだ。
バイクに乗っても、「風を感じ」ることができる。
クルマに乗って、サンルーフから手を出してみても、「風をしっかり」と感じることができる。
それらも、心地よいことではある。
しかし、自分が作った機体が、空をなめらかに飛行するのを見て、大気と風を感じるのは、格別なものがある。
お手軽価格で、とても心地よい時間が持てることを保証したい。
二宮康明氏の紙飛行機集シリーズの多くは、
税込みで、700円以下に値段設定してある。
☆☆☆この記事は、書きかけの記事です。後ほど加筆修正いたします。☆☆☆
今回、私が初めて訪れた書店は、こだわりの品揃えをしていたのが、書店においても感じることができた。今、二宮康明の紙飛行機集をamazonで調べると、在庫切れになっている、ややレアものということができる、古くから出版されていた、『二宮康明の紙飛行機集』の第1集から、第5集までが取りそろえてあった。こだわりの品揃えである。これらは、昔出版されたままそのままの本で、amazonでは、プレミア価格になっているものもあった。その多くは、『よく飛ぶ紙飛行機』シリーズに、改訂されているようだ。その新シリーズにおいては、旧版に存在している機体の一部が削除されてもいるようである。やや、残念なことである。
私が訪問した、その書店は、その他のアイテムもかなり充実した書店だった。
ある方面の専門書2冊を、合計で、5,000円ほど出して買って来ることとなった。その2冊は愛読書になりつつある。その2冊は、普通の書店では手に入りにくいと思える。
普通では、あまり、取りそろえられていない本を置いてある書店だったのだ。
この書店は、過去の郊外型書店の枠を超えた、こだわりの品揃えの店であると思える。
近年の書店の多くは、amazonなどによる書籍のネット販売を強く意識しているようだ。
ネットの書店では、なかなか手に入りにくい書籍を、店頭において、魅力的に陳列することを、強く感じさせられた。( そして、そのねらい通り、2冊の専門書を買うことになり、それらは愛読書となった )
一般書店も、改革、改善、イノベーションを、危機感を強く持って、勇気を持って行っていることを知ることになった。彼らの努力も応援したい。
話が逸れた。
二宮康明氏の紙飛行機集に、話をもどす。
上記のように、私が言った書店には、レアアイテム、昔に出版されていたそのままのものが、通常価格で、確保されていた。それをそのまま、私が、ここで紹介しても、皆様は購入困難であることが予想できる。
なので、今現在、手に入りやすい新版を中心に御紹介申し上げることとしたい。
変わり種飛行機が集められたものもある。
これはこれで、とても楽しい。
航空機が、どのように、発展してきたかを、体感できるのだ。
ヘンテコな機体は、不器用に空を飛ぶ。
人類が、飛行機を、より洗練されたものにしてきた歴史を肌で感じることができる。
航空機の、一つの、極めて洗練された究極的形態は、
グライダーのソアラ級であろうかと、私は考えている。
二宮康明の紙飛行機集のなかの、競技用系の機体は、
グライダーのソアラ級に、そのフォルムが、とても似ているし、
相通じる設計思想を感じることができる。
この記事のはじめの方にも書いたことであるが、
それらの洗練された機体の数々は、
ディスプレーして、眺めてみても、
優雅でもあり、凛々しく、感じることができ、
実際に、飛行させてみても、
活き活きと、優雅に、空を駆けめぐる。
このことは、変わり種飛行機や、過去の複葉機などを実際に制作して、飛ばしてみることによって、より一層、強く実感することができる。
たかが紙飛行機であるが、されど紙飛行機。
人類の、航空機の歴史上の進歩を、五感を通じて、感じ取ることができるのだ。
二宮康明氏の紙飛行機集には、近年のジェット機タイプのものも収録されている。
それらを実際に作って飛ばしてみると分かるのだが、
三角翼のジェット機タイプのものは、とても滑空速度が高い。
何の情緒も感じられなかったりする。
ただ、高速に、まっすぐに飛んで、高度が下がり着陸する。
ただ、それだけなのである。
その、味も素っ気もない飛び方を見て、嬉しいと感じられる人は少ないのではないかと思う。
グライダーのソアラ級は、モーターや、小さなエンジンを持たないものであっても、
上昇気流を捕まえて、大空を何時間でも、滑空していることが可能だ。
この地球に、大気の流れがあり、日の光を受けた大地は、上昇気流を生み出す。
ソアラ級のグライダーは、その地球の大気と語り合う、人類が生み出した、一つの究極の乗り物なのだと思う。条件がそろえば、何時間もの間、大空を自由に、優雅に、駆け回ることができるなんて、なんて素敵な乗り物なのだろうと思える。
大地と、太陽と、大気があって、人が、大空を何時間も、優雅に滞空できるというのは、何ともいえず、素晴らしいことなのだと思えるのだ。
これに比べると、三角翼や、前進翼を持った、最先端のジェット航空機は、何とも情緒のない乗り物である。
最先端のジェットエンジンによって、無理矢理に、空気を引き裂いて、飛んでゆくのだ。
それらの機体は、音速を超えるとき、衝撃波を発生する。これが地上に伝わると轟音となる。これをソニック・ブーム(sonic boom)というらしい。飛行機の速度が音速を超えると,飛行機を頂点とし後方に円錐領域ができ,音はこの中だけに伝わるようになるとのことだ。この円錐をマッハコーンと呼ぶらしい。( この段落の数行に関しては、『航空実用事典』http://www.jal.co.jp/jiten/dict/p267.htmlを参照した。一部の語句は一致していることをお断り申し上げる ) 某国の、F-14が、音速を超える速度で、海面近くを飛んでいる写真を見たことがある、その写真を発掘するには、数時間が必要と思えるので、ここには掲載しない。その写真では、F-14の後方に、水のトンネルのような、円柱状をした巨大な水しぶきができあがっていた。マッハコーンを目に見える形にしたものといえる。
こんな、暴力的な乗り物は、あまり大空を飛んで欲しくなく思う。
戦闘用の、高速ジェット機は、時折、「バード・ストライク」という事故を起こす。
あまりに高速で飛行するために、大空をそれなりに命を賭けて飛んでいる鳥にぶつかってしまうのである。
戦闘用高速ジェット機のキャノピーに、鳥さんがぶつかって、キャノピーが大破し、鳥は命を落とし、ジェット機を操縦している人は、衝突の直後に命があったとしても、操縦が困難になることが多いようである。うまくいくと、脱出装置で、操縦士とガンナーというか乗組員は無事に帰還できることもあったり、キャノピーが破壊することなく、視界は大幅に奪われたまま、計器や誘導装置で、無事に帰還できることもあるようだ。
いずれにしても、とても物騒な乗り物というか、兵器である。
今、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみると、1972年に初飛行した、アメリカ合衆国空軍のF-15は、現在、価格2800万ドル(2006年上半期)とのこと。大変なお値段だ。30億円あまりという計算になるのか。それが鳥さんとぶつかると、海にどぼんと沈むことになったりしている訳である。
そんなに、高価で、物騒なものをあまり空に飛ばして欲しくないと思う。
私は、複葉機や、ライトフライヤーの紙飛行機などを制作し、それらの飛行を楽しんだ記憶がある。
ライト・フライヤーは、前尾翼機だ。
☆☆☆この記事は、書きかけの記事です。後ほど加筆修正いたします。
『二宮康明の競技用機10機選』は、残念ながら、今現在、amazonでは在庫切れとのこと。
一般書店や、セブンアンドワイなどでは入手できるかも知れない。セブンアンドワイを今確認してみたが、重版未定であるようだ。
一般書店であれば、取次(←とりつぎ。書店の問屋さんのような存在 ) に在庫が残っていたりして、取り寄せが可能であったりする場合はある。
スタバが併設された書店、関東にもたくさんできたらいいなあと思いました。
1枚の紙からつくる飛行機しか作ったことありませんが、風をしっかり感じる
ことができるっていいですね!
by ram (2006-11-07 09:08)
二宮さんの紙飛行機は雑誌「子供の科学」(誠文堂新光社)に毎号1つずつ折り込まれていました。 35年前ぐらいですが、毎月お小遣いをもらうとこの雑誌を買って紙飛行機を作るのを楽しみにしていました。 大人になってからこのシリーズの本を見つけ、買って帰って作ったこともあります。 大きめのはさみで丁寧に切って、胴体のところは重ねてセメダインで貼って。 主翼にふくらみを持たせ、出来た飛行機がすーっと飛ぶ時の喜びはいくつになっても変わりません。
by luka (2006-11-07 10:58)
揚力、左右のバランス、重心・・・これらが揃うと、紙飛行機といえども、素晴らしい飛行を見せてくれますね。
by Baldhead1010 (2006-11-07 13:36)
ram さま。いつもありがとうございます。
私が訪問した、その書店は、アイテムもかなり充実した書店でした。
ある方面の専門書2冊を、合計で、5,000円ほど出して買ってきました。
普通では、あまり、取りそろえられていない本を置いてある書店でした。
私は、以前の仕事柄、数え切れないほどの書店を見てきていますが、この書店は、過去の郊外型書店の枠を超えた、こだわりの品揃えの店でありました。
スターバックスが併設されているというのも、とても気に入りました。
by 旅人J (2006-11-07 14:33)
luka さま。御訪問とコメント、とても、ありがとうございます。
コメントから推察申し上げると、luka 様と、私は、たぶん年齢が近いと思いました。
私も、とてもかわいい、シェルティを飼っていましたし、不思議な御縁を感じます。
書きかけの私の記事の、足りない部分も、書いて下さって、感謝いたします。
luka さまも、紙飛行機を通じて、私と、同じ、喜びを味わわれたのですね。とても素晴らしいことだと思いました。二宮康明氏のおかげですね。
by 旅人J (2006-11-07 14:39)
Baldhead1010さま。いつもありがとうございます。
仰られるとおりなのであります。空を優雅に駆けめぐる機体が、私は大好きです。
by 旅人J (2006-11-07 14:41)
はじめにコメントを下さった、三名の皆様へ。
まだ記事が書き上がっていないのに、レスポンスして下さって、嬉しい限りです。ありがとうございます。
by 旅人J (2006-11-07 15:26)
こんにちは。あの神飛行機、まだ製造していたのですね!!僕が始めて買ったのは10年以上前です。確か、まだ子供が幼稚園くらいだったと思います。なんとなく、子供と一緒に遊びたくて買って作ったのです。
僕が思い描いていたほどの感動してはくれませんでしたけど。
by けんと (2006-11-07 19:55)
紙飛行機にも夢がありますね。
by noric (2006-11-07 20:05)
すごく楽しくなるお話ですね。急に紙飛行機の本、買って読みたくなりました。
by (2006-11-07 20:41)
私も作ってみたくなりました。
by さくら (2006-11-07 21:51)
紙飛行機の本気になります
良いな~
by (。・_・。)2k (2006-11-08 01:49)
けんとさん。こんばんは。
子供にもいろんな要素とか、才能とか、前世から持ってきたものとかあるのでしょうね。
けんとさんも、同じ紙飛行機集を作っていらっしゃったというのは、とても嬉しい一致です。
by 旅人J (2006-11-23 03:14)
noric さん。
いつも、ありがとうございます。
by 旅人J (2006-11-23 03:15)
cocoa051さん。
さくらさん。
(。・_・。)2kさん。
ぜひぜひ、経験してみてください。とても心地よいものがありますです。
by 旅人J (2006-11-23 03:17)