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すがすがしい経営哲学の本。P・F. ドラッカー。 [経営哲学]

 私が、尊敬してやまない、P・F. ドラッカー。
 私の師匠は、P・F. ドラッカーと直接お会いしている。
 私は、ほんの一瞬お目に掛かっているのかも知れない。

 P・F. ドラッカーは、
 金儲けのための本は書いていない。
 彼は、人が、社会に、効率的に貢献できる組織、マネジメントとはどのようにするべきかについて書いている。また、逆に、人が、幸せに、喜びを持って働くことのできる組織は、どのようにあるべきかについても書いている。

 私は、ドラッカーの本に、学生時代に出会うことができた。
 私が所属していたゼミの、教授がドラッカーを学び研究することを、薦めてくださった。
 心より感謝している。その教授は、その後、学部長まで務められた。
 ドラッカーを学び研究し始めて、私の学生時代は、
 ひたすらにガット・ギターを弾いているか、ひたすらにドラッカーを学んでいる時間が多くなった。

 ドラッカーを学んで、頭をハンマーで殴られるような衝撃は、何度も経験した。

 最も、衝撃を受けて、最も、感動したのは、ドラッカーが利益について考察している部分である。

 ドラッカーは、「利益」とは、組織の健全性を測る尺度としてとらえるべきものだと断言する。
 ドラッカーは、ある意味、「利益」を得る目的のために組織は存在するべきでないというのである。
 彼は、「目標」は、その組織が、どれほど、社会や人々に貢献できるようになれるかについてを目標にするべきであって、「利益」を目標にするべきでないとさえいっているのだと理解している。
 日本では、「会社」は、利益を得るために存在するという考え方が蔓延している。
 ドラッカーは、そのとらえ方を変えた方がいいといっているのである。

 様々な組織が存在する。非営利組織の登場を予言したのも、ドラッカーであると理解している。
 どのような組織であっても、「目標」は、利益以外の、どれだけその組織が、人や社会に貢献できるかを目標にするべきであるといい、「利益」は、その組織の健全性を測る尺度であると、彼は主張するのだ。
 つまり、言い換えると、組織が、健全に、人々や社会に、立派に貢献できると、その組織の健全性を顕す尺度である、「利益」も高まって行くということを、彼はいっているのだ。


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ram

組織は利益を目的にせず、健全に社会に貢献することが大切なのですね。
そういう日本になってほしいです。
by ram (2006-11-06 23:23) 

旅人J

私も、切に、ramさんと同じく、健全な社会に、日本がなって行くのを願っています。
by 旅人J (2006-11-07 01:08) 

ホロムイ草

 まったく知らなかった、ドラッカーさんの著書を、私も読みたくなってしまいました。
by ホロムイ草 (2008-08-10 15:28) 

u_yasu

こんばんは、お邪魔します。

ドラッカーさんの著書は、凄く刺激になりました!
私は、最近ドラッカーさんの本に出会ったばかりで、まだ2冊しか読んでないんですけど、時間を見つけて、今後も読んで行きたいと思います!!
by u_yasu (2008-08-13 01:30) 

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