思考停止せよ!…デザインのために [GTD,LifeHack]
だから、忙しい最中、散らかっている時ほど片付けが必要なのだ。机の上も、PCのデスクトップも。思考する…という脳の中の活動も、ある時間に限って捨てるにこしたことがない。この場合は触れらるようなモノではないので、捨てるとうよりは、休止。
ところが、この思考の休止が難しい。思考の休止を「ぼーっと」で表現するなら、「ぼーっとする」にも2種類あるのだ。忙しさをなんとか切り抜け、電池切れ直前、オーバーヒート状態での「ぼーっと」と、リラックスした身体の状態で脳の回路が「思考」でなく「感覚」にスイッチングできてる時の「ぼーっと」だ。ランナーズハイ、座禅は後者のお仲間。
もっと手軽に…をお望みであれば、答えは散歩中だ。極力荷物は持たずに身軽に出かける…が、ルール。ぼーっとなれるかどうかのキーワードは「皮膚感覚」。歩きながら全身の皮膚で感じることに意識を向ける。大気の温度、湿度から、音、匂い、光など、環境からの刺激を受けたままに感じながら歩く。すると…通い慣れた道でさえ、新たな発見がある。探して、考えていく中での「気づき」より、探さず、考えずとも、ふわっと感じられる「気づき」…これが、次のデザインの種の発芽なのだから。
「Tumblr」は情報什器として使ってます [GTD,LifeHack]
ちなみに、このちょっと迷惑な縦長画像は、フォトショ加工でなく、『Paparazzi!』を使って1クリックでキャプチャしてます。
●Paparazzi!:ウェブページのスクリーンショットを撮るためのユーティリティ | Bridge 1 Software
Twitterの周辺で:ブログ未満のアウトプット [GTD,LifeHack]
2010年元旦から始めてみたTwitter。これも要因の1つ。「今」がどんどんタイムラインにのって流れていくのは、知人であれTwitter上で知り合った人であれ、140字の制約は逆にストレスが少なく親しむことができた。でも、まだ「デザインの種(Seeds of Design!)」につながる「源泉」になっていかない。どんどん流れていってしまうのだ。Twitterのつぶやきをブログ形式で保存してくれる「twilog」も利用を始めたけれど、まだうまくいかない。
そういう状態で2ヶ月経とうとしてた先週、Googleリーダーからピックアップしたブックマークの保存先をTwitterとの連携もある…ということから「はてなブックマーク」に変更してみた。このことがきっかけになり、「はてな」で見つけた記事で思い付いたことや感想を「Tumblr」に溜めてみよう…と、使ってみることにした。まだ日が浅いが、ソーシャルブックマーク(SBM)とブログのいいとこ取りをしてるような機能は、私にとっては「ブログ未満」の熟成段階の断片を溜めておく…という意図には向いている。おまけに、その記事はTwitterに自動で転載されていく。溜めつつ、コミュケーションとしてのつぶやきにもなるのは一石二鳥。ということで、今月からはこのようなプロセスでどこまで行くのか…の実施検証。もう少しスムーズなブログ更新(=発想筋トレ)につながれば…と。
手帳を「クオバディス」から「モレスキン」にチェンジした理由 [GTD,LifeHack]
その1年前のエントリーには、『iCalやGoogleカレンダーなど、確かに便利ですが、最初の一歩は、やはり紙だなぁ…というのが今の結論です…』と書きましたが、これは変わりません。ただ、先月のエントリー『デザイン・アイデアのための「ノート遍歴」と「ノート術」』に書いたように、アクティブに「作っていく」ことにフォーカスしたアイデアノートの中に「予定」についての第1歩もマインドマップ形式で取込んだことで、住み分けが明解になりました。「予定の作り込み」はアイデアノートで、「予定のレビュー(参照と確認/リマインダー機能)」はGoogle Calで…というように。
では結局、手帳は?…というと、乗換え相手に選んだのは『MOLESKINE【POCKET】スケジュール+ノート ソフトカバー』。
予定の確認はGoogle Calなので、PCやケータイからでもできてしまます。…が、急遽入った日程に絡む用件や、雑多なことの備忘メモなど、アイデアノートに書くと、余計に探しにくくなる類いの情報を書き留めておくツール…ということから、見開き右側のノートスペースが有効活用できる「スケジュール+ノート」に変えました。
余談ですが…
画像の、深澤さんデザインのLAMYの上に映っている短いペンは、「FORAY 蛍光ペン グレー」というもの。
グレーじゃ蛍光じゃないよぉ!…と思いつつ「そうか!、これってデザインのラフスケッチにマーカーの代わりで使えるかも…」と、数日前にふらっと入ったオフィスデポ渋谷店で購入してみました。スケッチにささっと影つけたりするには、ペンケースの中でも邪魔にならないしちょっと便利ですね。
デザイン・アイデアのための「ノート遍歴」と「ノート術」 [GTD,LifeHack]
何年も使ってきているのはA5サイズのリング式のノート。
もちろん、それまでもいろいろなノートは使ってきたけれど、私の用途(アイデアのためのメモ)からすると、それぞれに一長一短があり、サイズ的に「A5」に落ち着いたのが約10年前。「言葉」でもメモと、簡単な「スケッチ」の両立ができ、どこで広げても邪魔にならずに書けて、持ち運びも苦にならず…ということから消去法的に「A5」に辿り着いたけれど、樋口さんの著作「アイデアマラソン」を読んだことがサイズ決めの決定打(記憶ではA5サイズを押していた)となりA5に決めた。
…とは言うものの「その1」:
そのころはリング式のノートでなく、A5サイズのルーズリーフだった。
中身は「無地」と「方眼」と「クリアーホルダー」。
何年か快適な使い方を模索したけれど、どうもしっくりこない。リフィルも替えられて…という利便性が適しているように思えたけれど「用途」と合わなかった。
その後、ファイルメーカーで自作したアイデアメモフォーマット、フリーウエアのノートソフト、メモ専用のメールアカウント…といろいろ試したが、やはりしっくりこない。
「(デザイン)アイデアのためのメモ」という用途からは、多機能なノート類とPC活用には見切りを付けて、シンプルな「リング式」のノートに変更したのが5年ほど前。それからは同じメーカーのノート使い現在に至っているけれど、なんだかずいぶん遠回り。
…とは言うものの「その2」:
ノートのサイズとタイプも決まった約5年前は、まだ「(自分流の)ルール」が無いままに書いていた。結果として、その後の活用(内容の参照と管理)ができにくいノートに。
再度「アイデアマラソン」のエッセンスを原形に試行錯誤。現在はいくつかの「ルール」を明確にしたことで、自分にとっては快適な「ノート術」になってきた。
まずは、A5リング式で無地…が第1のルール。次は書き方。通常この手のノートは、ノートを閉じた状態でリングが左にくるのが一般的。普通はこの表紙をめくって書き始めるけれど、そうではなく、ひっくり返し、裏表紙をめくり、1ページ目をさらにめくったページから書き始める。更に見開き状態で右側にしかメモを書かない。これが第2のルール。理由は、常に新しいアイデアが古いアイデアの上に重なるようにするためと、スケッチやマインドマップなどは、前のページに書いたものがうっすら透けて見えるので、それを利用するにも便利だから。
このノートを核にして、CheckPad、Google Calと連携するのが、現在の「テツタロウ流ノート術」。続きはまたいずれ。
MacOS9のブラウザは「iCab 3.0.5」がベターのようだ [GTD,LifeHack]
でも本当にそういうニーズ(日本だけでなく、世界的に…)は無いんだろうか?…。
ちょっと気になってしまったので、先ほど調べてみたところ、以前には雑誌等でも紹介されていたMac用ブラウザ「iCab」がバージョンアップして、本家のサイトにあるのを発見。
見ると最新バージョンは「iCab 4.1.1 (03.05.2008)」で、Universal Binary版。対応システムは「Mac OS X 10.3.9 - 10.5.x(G3, G4, G5, Intel)」とある。ちょっとびっくり。ページをスクロールをすると…「iCab 3.0.5 (01.01.2008)」という、Classicの日本語版もあって、対応システムは「Mac OS 8.5 - 9.2.2(PPC, G3, G4, G5)」!。更にびっくり!。
iCab - Downloads
さっそく、メインマシンの座を降りた自宅の初代ボンダイブルーiMacを起動させダウンロード。
IEのブックマークは取込めるし、タブブラウジング可能だし、Google検索窓は付いてるし、IE 5.1.6よりは今風で、ざっと使った感じでは大きな問題は無さそうだ(IEの問題に比べれば…)。
OS9のIEでストレスのある人は、ちょっと試してみてはどうだろう?。ちなみに、シェアウエアですが…。
●追記(2008-05-13 0:48):
今日は夕方アップルストア渋谷のGenius Barを予約してたので、MacBookを診てもらいに行った。バッテリー残量表示が70%を下回った辺りで「プチン」と音を立てて、電源が落ちてしまうことの対処のためだ。結果的にはバッテリーを無償交換してもらい一安心。ちょっと焦りましたが…。
情報整理術:check*pad はシンプルルールに変更 [GTD,LifeHack]
先週までは、GTDツールという位置づけで、GTDステップの「整理(Organize)」の各項目(Next actions、Projects、Waiting for、Someday/Maybe、calendar)をリストに割り振って、それぞれのリストの中に「メモを追加しては…チェック」をしていた。…が、今年に入ってからは、移動中の短い時間の中でケータイから入力するシーンが増え、そのためにもシンプルなTODOに戻すことにして、「自分流check*pad基本ルール(文字にすると大げさだなぁ)」を変えた。
ルールは簡単。以下の3点。
1)入力はケータイから。
2)PCブラウザ(FireFox)のホームページをcheck*padに
2)レビューとチェックはPCのブラウザから
なんてことない変更だけれど、かなりすっきりして、ストレスが無くなった。今後、Googleノートブックがケータイから使えるようになったとしても、「チェクすると下に落ちる…」という方式のTODO管理にはcheck*padがいい感じ(私には…)。check*padの強みはケータイとPCの両方からのアクセス。それを再認識した今週でした。
So-net blogカウンター「70,000」への御礼 [GTD,LifeHack]
当ブログの総閲覧者数が、昨夜の間に70,000を通過しました。
60,000を超えたのが、1月1日だったので、28日間でプラス10,000(平均357/day)ということになりました。
この2008年最初1ヶ月…。1月が新年ムードでほんわかしてるのは松が取れるまでで、それ以外は年末と違う慌ただしさがあったりしますが、そんな中でもアクセスしていただき、ほんとうにありがとうございます。
情報整理術:クリップのタグは3つを基本に [GTD,LifeHack]
ブログの準備のために、ブログリスタートより少し前から始めた「ニフティクリップ」も、気がついたらクリップの総数が2000を超えてきた。比例するように情報整理のための「タグ」の数も増えている。タグは、増えれば増える程、把握と管理が大変そうな感じもするが、使い方のルールで、そうでもなくなる。
図書館での書籍カテゴリー分類とは性格が異なるネット上の情報クリップ…。私の場合、いくつかのルールを設定している。
- 「後で読む…」はしない(→どうせ読まない)
- 最初に内容を斜め読みしてから「最大公約数をいくつか見つける…」という感覚でタグ付け(→最小公倍数的に大枠を探そうとすると分類に悩みが生じやすい)
- 1つのクリップ記事へのタグは3つを基本に(→多すぎると重み付けが薄まり、後で判らなくなる)
「3つ」というのは基本なので例外はOK。こういう運用方法で半年以上利用してきたが、読みは外れていなかった。見つける時も楽だし、ストレスフリーだ。イメージとしては、ドーナツ(情報)に3本の紐(タグ)をつけて引っ張ってる感じだろうか…。
▼My nifty clipへは、下記の画像のクリックで…。
画面の右側が私が設定したタグの一覧。文字サイズはクリップされたタグ数に比例してます。気になるワードをクリックすれば、それらの記事を見ることができます。
脳専門医が書いた「脳トレーニング提案」を読んで [GTD,LifeHack]
脳神経外科専門医としての視点から書かれた、日常生活や習慣を通しての「脳トレーニング」提案本。発行は1年前(2006年)だが、著者の築山 節(つきやま たけし)氏の前著「フリーズする脳」は数年前に読んでいたのが、この本は未読だっため、年末に購入していたもの。
「最近、何となく脳が冴えないと感じることがないでしょうか?(本文より)」という問題提起に、「良い習慣が脳を生まれ変わらせる(本文より)」ということから、有用性が高い「15の良い習慣」が提案されている。最初の提案「習慣1:生活の原点をつくる」では、「脳を活性化させる朝の過ごし方」についての内容。「習慣2:集中力を高める」では、「脳の基本回転数を上げるには」に始まり、「時間の制約は判断を効率化させる」という内容。ある意味で専門医からみたLifeHack、レバレッジ本という解釈をしながら読んだ。
昨日のエントリーでの「イチロー」番組中のエピソードとシンクロするような内容もある。自分自身のHackに裏付けが取れた感覚を得られた、有意義な提案。
あたりまえで普通の生活ほど、達成しにくい都市環境での生活。そういうことからも、意識的に実践につなげれば、かなりの効果が期待できそう。2008年スタートへの参考書です。
脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
- 作者: 築山 節
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書