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「デジタル家電ベスト&ワースト」から「便利なモノにつきまとう不快さ」まで [ウォッチング]

年末なので、今年を振り返る記事が多い。最初に目についた記事が「デジタル家電ベスト&ワースト」。

2007年版、デジタル家電ベスト&ワースト (BusinessWeek)
デジタル家電市場の競争は厳しい。だが今年ほど勝敗がはっきりした年は珍しい。勝者は圧勝し、敗者は惨敗した。
[NBonlineより引用]

リンクされている「スライドショー」を見る。日本のマーケットでは馴染みの薄いプロダクトもあり、記事としては勝者と敗者の分かれ目に、もう少し触れられてるとよかったか…と思いながら、次の記事に目がとまる。今度は日本での「ヒット商品ランキング」。

高機能、新技術では、なびかない (日経ビジネス リポート)
世代を通して人気があったのは、米アップルのiPod(アイポッド)シリーズ。…(略)…iPodは説明書も紙1枚、ボタンが1つで、操作も簡単なところが多くの世代に支持される要因の1つとなった。
[NBonlineより引用]

「iPod」や「ワンセグ携帯」は、ほとんどの「世代別×男女別のランキング」に顔を出すものの、やはり、それぞれのランキングから特徴が見て取れる。記事中…「成熟社会の中では、高機能や新技術といっただけでは、消費者はその商品に見向きもしない…(略)…」とあるけれど、こういうフレーズが出てくること自体、プロダクトアウト発想が根強いことの現れ…と理解。次の記事に目を通す。

今年は“あこがれ”商品が人気に…トレンドは「原景消費」
博報堂は5日、今年の消費動向調査を発表し、消費トレンドについて「自分の原点を見つめて体験し直す『原景消費』」が進んだと分析した。
[CNET Japanより引用]

消費同行を11種類にキーワード化(「素」の感じ直し/思い出の買い直し/「善」の学び直し…等々)しているのが判りやすい。気になったのは「○○直し」と表現されている「Re」系が3つ、「○○早わかり」系が2つ…という傾向。外から新たに入ってくる情報はパッと判りたいけど、自分の中で出来上がってしまっているようなことは見直したい…。これらはセットなのかもしれない…。で、最後は含蓄に富んだ「D・A・ノーマン氏」インタビュー記事。

便利なモノにつきまとう不快さ:D・A・ノーマン氏にきく「配慮のある技術デザイン」
長年の間、わたしは「われわれが技術に適応するのではなく、技術がわれわれに適応するべきだ」と言ってきました。しかし、今ではこれは間違いだと思っています。専断的な技術に適応する必然性はありません。…(略)…
[CNET Japanより引用]

全ての記事の要素になっている工業デザイン。デザインは、誰のためにエモーショナルになっていくべきなのか…そんなことに思考が飛ぶ。

妻が、学生時代に同級だった噺家、桂米福さんの独演会から帰宅。どうも同級生仲間で、高座が終わった後はクラス会のような忘年会状態だったようだ。…そういう訳で、今日は14歳になるサッカー練習を終わって帰って来た息子と2人で、我が家特性スタミナ鶏団子鍋を作って食べる。食べる人間の好みがはっきりしている料理は作りがいがある。ツボを知ってるから…。そういう商品開発をしていきたいものだなぁと。

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

  • 作者: ドナルド・A. ノーマン, D.A. ノーマン
  • 出版社/メーカー: 新曜社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 単行本
エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

  • 作者: ドナルド・A. ノーマン
  • 出版社/メーカー: 新曜社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

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