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「デザインウォーズケータイ開発の舞台裏」…を見て(その2) [プロダクトデザイン]

TVを見ていて思い出した過去のことを備忘のために記述。
先月5日に書いた記事「ゆるやかだけど確実な継承と、先進への積み重ね」に、ここ数年のDcCoMoからauに変えた後の携帯遍歴を記した。もう一つ運営しているblogでも同じ日に(先月5日)「携帯への転送はGmail経由に変更」にという記事を書いていた(=関連項目)。

6〜7年前程前(だったと記憶)、とある携帯キャリア向けの携帯電話基本デザインを、ある家電メーカーより依頼され、お手伝いをさせていただいたことを思い出した。その時のデザイン依頼は、ある型番を継承するモデルチェンジ用の商品企画に基づいた依頼。基盤サイズやパーツのコンフィグレーションはほどんど動かしては困る…というような内容。
忠実に従ったが、その後、結果はキャリア側に気にってもらえなかった…と報告される。魅力の薄い商品企画…と判断されたのだろう。その後企画の方針転換をした…と聞いたのも随分たった後。

7〜8年程前(だったと記憶)、とある携帯キャリア向けの携帯電話基本デザインを、ある広告代理店経由で依頼され、お手伝いをさせていただいたことを思い出した。異例なプロジェクトだったので、詳しくは書けないが、私の仕事は、彼らの出したアイデアの具現化。
アイデアは、今の携帯電話デザインの中では特殊ではなくなってしまっているアイデア。にも関わらず、当時は、現実的でないとNGに…。その後、とあるメーカーの製品で、そのアイデアはブレイクしていく。その時の若手の女性社員はまだ在籍しているのだろうか?…ちょっと気になる。

番組の中でのLG社の「デザイン大学生とのコラボレーション」という試みには共感した。最近多い産学協同プロジェクト。でも世の中の実例には、実りが双方にもたらされるもの、片方に偏るもの…いろいろな話が聞こえてくる。ポイントは何を課題して取組んでもらうか…という産側の投げかけと、その後の成果を生かす産側のスタンスと仕組み。もちろん学側からも、取組む課題から何を学ばせるのかについてを見極めは必須。でないとお祭り系で終わってしまう。それでは勿体ない。

産学を見て思う。外部デザイナーの利用(仕組みとプロセス)について、その利点と双方への利益も、もう少し考え整理してもよい時期ではないか…と。もし、私がメーカーのデザインマネージャーだったらという視点で妄想…しているが既に長文。次回「デザインプロセス」カテゴリーで続ける…ことにしておく。


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