R-D1s + JUPITER-12 35mm F2.8 [Cameras&Lenses]
露出計が付いているのにコレ付くのかな? と思って試したのが
【OLYMPUS E-410 + NIKKOR-S 55mm F1.2】(1/50,F1.2,ISO400)
35mm F2.8ならSERENARがあるじゃん、と思ってしまうのは
まだ沼にはまっていない健全な人の話で、、、不健全な私
はいろんなレンズを使ってしまうのです。
このレンズは戦前型ビオゴン(Biogon)35mm F2.8のコピー
といわれているものですが、敗戦国となったドイツに旧ソ連が
要求した戦後賠償の一環、ともいわれています。
光学技術というものは技術発展には欠かせないものらしくて、
現在も半導体を製造するプロセスに必須の技術だそうですから
旧ソ連としてはドイツの優れた光学技術を吸収したい、という
狙いがあったのだと思います。
下手に改善/改良(だいたい悪化する)がされなかったようで、
このレンズはビオゴンそのまんまです。
ビオゴンそのまんまなのでキヤノンのVT Deluxe型ではカメラ
内部の遮光部材(内面反射を防止していると思われるもの)に
当たってしまって取り付かないので、いわゆるバルナック型を
卒業していた私の手元では完全に遊んでいました。
いわゆる遊休資産というやつでしょうか??
で。
EPSON R-D1 WORLD―EPSON Rangefinder Digital Camera R-D1
- 作者:
- 出版社/メーカー: 日本カメラ社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 大型本
↑コレをちょっと読んでみたら、
R-D1に装着可能な代表的レンズ一覧
というのがあって、そこにこのレンズを見つけまして、試しに
付けてみたら異様なまでに大きく感じる後玉がR-D1sのボディ
内部に当たることなく、無事に取り付きました。
シャッターを切ってみて、再度レンズを取り外して後玉をよ~く
確認してみたのですが、やはり無事です。
個体差はあるかもしれませんが、とりあえず私の手元にある
ものはR-D1sに取り付けても平気でした。
【OLYMPUS E-410 + NIKKOR-S 55mm F1.2】(1/50,F1.2,ISO400)
↑バルナック型を卒業して以来、完全に使い道のないレンズに
なってしまっていたので、R-D1sに取り付けられるというのは
ありがたいことでした。
(写りは好きだったので、VT Deluxe型に取り付けられないことに気づいたときには、
結構ショックでした)
非常に滑らかなヘリコイドですが、絞りリングがレンズ先端にある
ので、使い勝手としてはエルマーさんに近いでしょうか。
絞りにクリックがなくて、軽く回ってしまうところまで一緒です。
私の頭の中は基本的に絞り優先なので、別段
困ることはありません。
処分せずに持っていて良かったです、このレンズ
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