R-D1s + M-ROKKOR-QF 40mm F2 [Cameras&Lenses]
R-D1sと相性がいいのでは? と感じるのが、、、
【OLYMPUS E-410 + NIKKOR-S 55mm F1.2】(1/40,F1.2,ISO400)
言わずと知れた(?)LEITZ minolta CLの時代のレンズです。
ミノルタ社がエルンスト・ライツ(ERNST LEITZ)社との技術相互
協力による開発を行っていた時期のもので、どうも設計はライツ
が行い、製造をミノルタとライツが同時期に別々に行ったという
ものだとか。
ライツが製造するとSUMMICRON-Cで、ミノルタが製造したもの
はM-ROKKORです。
お店で比べことがあるのですが、個人的にはミノルタ製造のほう
が仕上げが良いのではないかと思いました。
(でも、値段はSUMMICRON-Cのほうが倍くらいでしたね!)
M-ROKKOR-QFの「QF」は、
Q・・・4群 F・・・6枚
という意味で、昔のミノルタ式ネーミング法みたいです。
距離計との連動はダブルヘリコイドを使わず、傾斜カムによる
連動になっていて、結構コンパクトな鏡筒に仕上がっています。
ダブルヘリコイドと比較すると介在部品が少ないのではないか
と思います。(バラしたことがないので、推測ですが)
もし介在部品が少ないとすると、距離計との連動精度が高い
のではないかとも思いますが、、、
傾斜カムなんて結構コストがかかっている
だろうなぁ、なんて余計な心配をしてしまいます。
(もちろん、ダブルヘリコイドを加工するよりも安いのかもしれませんが)
距離計の連動コロがどのように当たるか、によって測距精度
が変わるでしょうから、M型ライカへの装着は保証外なのだ
そうですが、、、実際に使ってみるとまったく問題ありません。
40mmという画角は絶妙で、R-D1sに装着すると35mmの
フレームがちょうど良いのです。
視野率ほぼ100%の気分で撮影ができてしまいます。
絞りはF2.8~F16まで半絞りごとにクリックがありますし、
そのまた中間で止めることもできる優れものです。
しかし。
問題はピントレバーの回転角に
潜んでいるのです。
∞から0.8m(2.7feet)までピントを合わせられるのですが、
およそ100度くらいしかピントレバーが回らないのです。
ピント合わせは早く行えますが、逆に慎重な微調整には
向いていないように感じます。
もちろんこれは主観ですが、この点を改良してソニーさん
から復刻してもらいたい! と思います。
コメント 0