いただきもの。 [洋服やファッションのこと。]
ずいぶん前に父にもらって、、、そろそろ着ようかな、と今年になって
やっと出してきたのがコレ↓
ラルフ・ローレンならずNEW YORKERのブレザーです。
写真では紺ブレに見えるかもしれませんが、私にとっては珍しい(?)
父が海外遠征の際にあつらえたものなので、14年以上前に
作られたジャケットだと思われます。(確かなことは聞き忘れました。)
NEW YORKERってそんな前からあったのかなぁ。。。
ちなみにネームが入っている場合、そのネームが縫製前に入れて
あれば間違いなくあつらえだと分かります。
(ネームを入れるのは、日本くらいらしいですが、、、私はネーム入れるの好きですね。)
ブレザーというのは狭義には紺地の金ボタン付きのこと
で、歴代のジェームズ・ボンドが着ていたのがこのパターン。
でも私のジャケットはメタルボタンだけどグレー地で、なんとなく
カジュアルな感じがしますが、シャツとネクタイさえ間違えなければ
結婚式の2次会などのパーティーでも十分通用するかな、
と思えるもの。(普段はノータイで着ちゃいますが、、、)
英国人にとっては伝統あるジャケットだそうで、、、一説には1837年
ヴィクトリア女王の戴冠式の際に英国海軍ブレザー号の船員
たちの服装を整えるため、彼らのブルーのジャケットに銅ボタンを
つけさせたのが始まりだとか。
ちなみにイタリア物は地の色に合わせたボタンが多くて、個人的には
メタルボタンより着やすいと思います。
で、このジャケットのメタルボタンのアップですが↓
う~ん、結構渋いです
ちなみに袖元は
↑開き見せ(あきみせ)で、以前ご紹介した本切羽(ほんせっぱ)↓
と違って開きません。あくまでも袖口を開閉できるかのように
「見せかけた」仕様なので、単なる装飾というわけです。
個人的には本切羽のほうが好きなんですが、、、
このジャケットが「開き見せ」だったおかげで袖を3cm
ほど出すことができました。
本切羽だとこんなに出すのは難しいので、今回は
たまたま父が「開き見せ」で仕上げておいてくれたので、私にも
着れるように直すことができたわけです。
本切羽でも一番奥のボタンホールを本開きにしないで閉じておけば
袖先を出すことが(もちろん詰めることも)簡単になりますが、、、
今回はたまたま「開き見せ」だったのでより簡単でした。
(あと、微妙にボタンを重ねてあるのは「元通りの重ね方で」とお願い
してみました。1mmのキッスボタン、美しい)
親から子へと服を受け継ぐ時代でもないのですが、自分がもらって
みると案外嬉しいものです
しかし、袖を出すのは仕方ないとして、、、
身頃は詰める(ウェストで8cm以上)は、センターベントをわざわざ
ノーベントにしてしまうは、、、肩幅が合ってしまったのでついつい
自分好みにしちゃったのです。
(もちろんいつも通り八重地下のマジック・ミシンでお願いしました。)
完全に原形を留めないジャケットにしてしまいました
でも、大事に着るので許してくださいね
コメント 0