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世界最終戦争の夢 [本(フィクション?)]

私にとって「本は最後まで読むべきか?」などと考えなくても安心

して読めるのが、歴史小説やSFと呼ばれる分野のものです。

と、いうことで前回の「タイム・マシン」に引き続いてコレ↓

世界最終戦争の夢

世界最終戦争の夢

  • 作者: 阿部 知二, H・G・ウェルズ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1996/04
  • メディア: 文庫

をご紹介します。

 

タイム・マシン 」と同じくウェルズの短編集で、

  アリの帝国

  森の中の宝

  めずらしい蘭の花が咲く

  海からの襲撃者

  盲人の国

  故エルヴシャム氏の物語

  ダチョウの売買

  赤むらさきのキノコ

  剥製師の手柄話

  『最後のらっぱ』の物語

  世界最終戦争(ハルマゲドン)の夢

  クモの谷

12作(!)が収録されています。「タイム・マシン」同様に

文明への警鐘純然たる娯楽の交じり合う

非常にバランスの良い作品揃いです

さすが文学的あるいは芸術的であり、さらには思想的な強い

裏づけをも伴う、と評されるSFの開拓者ですね。

安部知二氏による「あとがき」も併せて読んでいただきたい、記憶に

残る短編集でした。

(ウェルズの経歴、特に第一次大戦後の「国際連盟」樹立に関する彼の果たした役割を

踏まえて読むと、非常に複雑な心境になってしまいました。。。)

 

どの作品もすばらしいのですが、あえて1つ挙げるとすれば、、、

『最後のらっぱ』の物語」でしょうか。

 

ぜひ、みなさんにお勧めしたいSFの源流です


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