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どの柱を残すか~その2~ [構造と補強]


≪どの柱を残すか≫と同じ場所です。
今度は東西の通りについて検討していきたいと思います。
ここで取り除きたいのはA1.A2・B1の3本の柱と、出来ればA0の柱です。
A・Bの通りそれぞれについて検討していきたいと思います。

【Bの通りの検討】
なんといってもBの通りで気になるのはP1の部分です。
ホゾはきってあるのに柱までとどいてませーん!!!
つまり”B0⇔B2”間の上の材はあまり役に立っていないわけです・・・
そこで次のようにしようと思います。

①B1の柱を取り除く。
②B0⇔B2の上の梁を途中で切って継ぎ足し、きちんとB0まで通す。
③B0⇔B2の下の梁は取り除く。

構造のことだけ考えればこの”B0⇔B2下”の材は残しても問題ないのですが、
この材の下端の高さが問題で、床から2350ミリしかないのです。
通常の天井の高さが2400ミリである事や、DKという部屋の特性を考えると
材の下に天井を張ったのでは低すぎます。
そこで、この高さにある材は、『あらわし』にして天井高を可能な限り高くとろう、
ということで、低い位置の材を少し整理することにしました。

『構造材のあらわし仕上げ』というのは『あるべき場所に整然と』梁があるから
美しいのです。
ですから、今回のように増築を重ねて軸組みがランダムになっているときは
注意が必要です。

【Aの通りの検討】
次にAの通りについてですが正直ここはまだ迷っています。
三本すべての柱を取り除いたほうが空間としての自由度はきくのですが、
柱の間が開きすぎるので少し弱い気がします。
そこで考えられるのは次の二つの方法です。

①A0だけを残し、A0⇔A2の材を補強する。
②A0とA2の柱を残し、柱を利用して造り付の収納を作る。

これは、新しい南側の外壁の柱を立ててから、考えたいと思います。

≪どの柱を残すか~まとめ~≫に続く


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